フリーソフトウェアの汎用OSカーネル作成を目指す「GNU Hurd」プロジェクトは10月31日、最新版となる「GNU Hurd 0.7」をリリースした。
20周年を迎えたOpenBSD、「OpenBSD 5.8」を公開
OpenBSD開発チームは10月18日、BSD系UNIX OSであるOpenBSDの最新版「OpenBSD 5.8」を公開した。この日はOpenBSDプロジェクトがちょうど20周年を迎えた日であり、恒例のリリースソングは「20 Years Ago Today」「Fanza」「So Much Better」「A Year in the Life」の4曲。過去から現在に至る開発者の顔の入ったアートワークも提供する。
「NetBSD 7.0」リリース、Luaカーネルスクリプティングをサポート
BSDから派生したUNIX系OS「NetBSD」を開発するThe NetBSD Projectが最新版「NetBSD 7.0」をリリースした。15回目のメジャーリリースとなるもので、安定性の強化に加えてLuaカーネルスクリプティングのサポートなど多数の新機能を盛り込んだ。
Apple Spotlightサポートなどが加わった「Samba 4.3」が公開
Samba開発チームは9月8日、「Samba 4.3」をリリースした。ロギングの強化、Apple Spotlightのサポートなどが特徴となる。
3Dプリンタに対応した「CUPS 2.1」リリース
CUPS開発チームは8月31日、さまざまなUNIX系OSで使われている印刷システムCUPSの最新版「CUPS 2.1」をリリースした。3Dプリンタの基礎的な対応が加わるといった強化が図られている。
Hurd 0.6をベースとした「Debian GNU/Hurd 2015」リリース
Debian GNU/Hurdチームは4月30日、カーネルにGNU Hurd 0.6を採用したディストリビューション「Debian GNU/Hurd 2015」をリリースした。i386のみに対応、プロジェクトのWebサイトより入手できる。
「GNU Hurd 0.6」リリース
フリーのUNIXカーネルを開発するGNU Hurdプロジェクトは4月15日、最新版となる「GNU Hurd 0.6」をリリースした。16年ぶりに公開された前バージョンから約1年半での新版リリースとなる。コードの整理やバグ修正が行われているとのこと。
OpenSSLのフォーク「LibreSSL」を含んだ「OpenBSD 5.6」がリリース
OpenBSD開発チームは11月1日、最新の安定版となる「OpenBSD 5.6」をリリースした。本バージョンではOpenSSLからフォークした「LibreSSL」が搭載されたほか、安全性のさらなる強化が行われている。
ZFSやDTraceを強化した「FreeBSD 9.2-RELEASE」がリリース
The FreeBSD Release Engineering Teamは9月30日、最新安定版「FreeBSD 9.2-RELEASE」を公開した。バージョン9系では2回目のリリースとなり、安定性を強化しつつZFSファイルシステムなどでの機能強化が加わっている。
安定性を強化した「Net BSD 6.1.2」がリリース
NetBSD Projectは9月30日、「NetBSD 6.1.2」および「NetBSD 6.0.3」をリリースした。セキュリティとバグ修正が中心で、安定性が強化されている。
6系初のメンテナンスアップデート「NetBSD 6.1」リリース
The NetBSD Projectは5月18日、「NetBSD 6.1」をリリースした。バグ修正に加え、パケットフィルタ機能の強化などが加わっている。
「GNU awk(gawk) 4.1.0」がリリース、pgawk/dgawkの統合やMPFRサポートなどが特徴
The GNU Project傘下のGNU awk開発チームは6月30日、最新版「GNU awk(gawk) 4.1.0」を公開した。約2年ぶりのメジャーアップデートとなる。
DarwinベースのOSディストリビューション「PureDarwin 1.3 beta」リリース
PureDarwin Projectは12月15日、DarwinベースのUNIX環境「PureDarwin 1.3 beta」をリリースしたと発表した。PureDarwinはオープンソースで公開されたMac OS Xのカーネル「XNU」やその周辺コンポーネントから構成されるOS環境「Darwin」を容易に利用できるようにバイナリ形式で配布するプロジェクト。現在はテスト段階という位置付けだが、仮想マシン上でブートして利用できるという。
Active Directoryのドメインコントローラ機能をついにサポートした「Samba 4.0」が登場
The Samba Teamは12月11日、Sambaの最新版となる「Samba 4.0」をリリースした。SambaはUNIX/Linux環境に向けてWindows互換ファイル共有やプリントサーバー機能、ドメイン参加機能などを提供するソフトウェア。Samba 4.0では「Microsoft Active Directory」のドメインコントローラ機能が実装されるなど、多数の新機能が導入されている。
「OpenBSD 5.2」リリース、pthreadがカーネルレベルスレッドに変更される
OpenBSD開発チームは11月1日、4.4BSDから派生したUNIX OS「OpenBSD」の最新版「OpenBSD 5.2」をリリースした。pthreadsにおけるカーネルレベルスレッドへの変更やハードウェアサポートの強化など、多数の機能が追加されている。
スタート画面が加わった「KDevelop 4.4」がリリースされる
KDevelop開発チームは10月23日、オープンソースの統合開発環境「KDevelop 4.4.0」をリリースした。スタートページが加わり、スムーズに作業を開始できるようになったという。
米Googleがカラム型データベース向けクエリエンジンライブラリ「Supersonic」を公開
米Googleは10月15日、データ集計ライブラリ「Supersonic Query Engine」をオープンソースソフトウェアとして公開した。行と列を持つ表形式のデータに対しソートや集計などの操作を行うためのライブラリで、さまざまなデータ処理プロジェクトのバックエンドとして活用できるという。CPUのキャッシュを有効活用するアルゴリズムやSIMD命令およびベクトル化の利用により、「超高速」(ultra-fast)に処理できるとうたっている。
Apple傘下で開発が進められているUNIX向けプリントシステム「CUPS」、1年ぶりの新バージョン「1.6」がリリースされる
UNIX向けプリントサーバー「CUPS」の開発チームは7月25日、最新安定版「CUPS 1.6」を公開した。1年ぶりの最新リリースとなり、日本語対応も強化されている。
多くの新機能や機能強化が追加された「Xfce 4.10」リリース
Xfce開発チームは4月28日、軽量さを特徴とするデスクトップ環境「Xfce 4.10」をリリースした。1年4か月ぶりのメジャーアップデートとなり、多くの新機能や改良点が含まれている。
「Go 1」リリース、米GoogleのGo言語がついに安定版に
米Googleは3月28日、同社が開発するプログラミング言語「Go」の安定版となる「Go version 1(Go 1)」を公開した。ライフサイクルを通じて互換性を確保するものとして言語の安定性にフォーカスしたという。Googleは同時に、Goに対応した「Google App Engine SDK」も公開した。