スタート画面が加わった「KDevelop 4.4」がリリースされる

 KDevelop開発チームは10月23日、オープンソースの統合開発環境「KDevelop 4.4.0」をリリースした。スタートページが加わり、スムーズに作業を開始できるようになったという。

 KDevelopはKDEに含まれる統合開発環境(IDE)で、GUIフレームワーク「Qt」やKDEのライブラリ「KDevPlatform」などをベースとしている。LinuxやMac OS X、各種UNIX、Windowsなど幅広いプラットフォームに対応し、C/C++をはじめAda、Bash、Fortran、Java、Pascal、Perl、PHP、Python、Ruby、SQLなど多くの言語をサポートする。Subversionや、CVS、Gitなどのバージョン管理機能サポートもある。

 KDevelop 4.4は、3月に公開された4.3以来のリリースとなる。機能強化は少なく、新たに導入したスタートページの「ウェルカム画面」が大きな特徴となる。ファイルを開いていない状態で作業を開始できるもので、プロジェクトやセッションにアクセスしたり、新規プロジェクトの作成、インポートができるコード、デバッグ、レビューなどタブを備える。既存ユーザーの利便性改善のほか、新規ユーザーも始めやすくしたという。このほか、バグも多数修正し、安定性を強化した。

 KDeveloper 4.4はプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。ライセンスはGPLv2。

KDevelop
http://kdevelop.org/