米Red Hat、最新のJBoss.orgデータ統合プロジェクト「Teiid.org」を正式ローンチ

 米Red Hatは4月9日(米国時間)、オープンソースのデータ統合技術プロジェクト「Teiid」を正式にローンチした。抽出とフェデレーション技術により、データを物理的に動かすことなくリアルタイムでデータにアクセスできるという。同社のミドルウェアコミュニティJBoss.org Communityプロジェクトとして展開する。

フィオラノ、SOAプラットフォーム最新版および低価格で導入できるスターターキットを発売

 統合ミドルウェアのフィオラノソフトウェア(本社:東京都港区)は2009年3月4日、SOAプラットフォームの最新版「Fiorano SOA 9」をリリースした。また、Fiorano SOAベースで小規模から中規模のSOAを低価格で導入できる「Fiorano SOAスターターキット」の販売を開始した。

ウェブ開発ブームの終焉

読者の皆さんもご存じの通り、アメリカにおける昨年の金融危機に端を発して、世界は空前の大不況に突入しつつある。今後もそれなりに成長が見込めるということもあってか、IT産業の求人・雇用状況は製造業などの他業種と比べれば状況はややマシのようだが、それでも予断を許さないのは確かだ。首筋が寒くなってきた方もおられるだろう。

SRA、オープンソースのSOA実行基盤新版「ASIMA 3.0」を公開

 SRA(本社:東京都豊島区)は、オープンソースSOA実行基盤「ASIMA」の最新バージョン「ASIMA 3.0」を2009年2月2日公開した。アプリケーションサーバにGeronimo 2.0を採用し、Java Enterprise Edition 5.0(Java EE 5)との互換性を高めた。ライセンスはApache License 2.0で、同社のWebサイトから無償ダウンロードできる。

日本プログレス、最新XMLデータ統合スイート製品を発表

 日本プログレス(本社:東京都千代田区)は2009年1月7日、XMLデータの統合スイート製品「DataDirect Data Integration Suite(英語版)」を発表した。データ抽出コンポーネント「DataDirect XQuery 4.0」、データ変換コンポーネント「DataDirect XML Converters 4.0」、XML統合開発環境「Stylus Studio 2009 XML Enterprise Suite」の3製品で構成。レガシーからSOA環境までのデータ統合に対応する。価格は未定。出荷は2月からの予定。

テクマトリックス、SOAシステム試験ツール「SOAtest」最新版をリリース

 テクマトリックス(本社:東京都港区)は2008年12月24日、米Parasoftが開発したSOAシステム試験ツールの最新バージョン「Parasoft SOAtest 5.5.2」を発売した。Webサービスを、相互運用性などさまざまな角度から検証するソフトで、「XML Assertor」機能を追加し、対応プロトコルを充実させた。

レッドハット、企業SOA基盤ミドルウェア「JBoss Enterprise SOA Platform 4.3」提供開始

 レッドハット(本社:東京都渋谷区)は2008年11月13日、オープンソースの企業向けミドルウェア製品の最新版「JBoss Enterprise SOA Platform 4.3」の提供を開始した。ソフトウェア自体のライセンスは無償。サブスクリプション形式で、テクニカルサポートやアップグレード、修正プログラムを提供する。価格は4CPUあたり年額221万1300円。

サイオス、JBoss Enterprise Middlewareのコンサルティングサービス

 サイオステクノロジーは2008年9月11日、レッドハットのJavaミドルウェア製品「JBoss Enterprise Middleware」のコンサルティングサービス「Webシステムコンサルティング」の提供を開始した。JBossを使用したWebシステム構築のコンサルティングは、これまで個別対応だったが、サービスメニューを整備した。

レッドハット、コンサルテーションとトレーニングをセットにしたSOA導入支援サービス

 レッドハット(本社:東京都渋谷区)は2008年8月28日、SOA導入支援サービス「Red Hat SOA ソリューションスターターキット」の販売を開始した。オープンソースSOAプラットフォーム製品「JBoss Enterprise SOA Platform」の購入者を対象に、SOAの導入初期段階に必要なコンサルテーションと技術者向けトレーニングをセットで提供する。価格は100万円。

オープン・クラウド・コンピューティングの現状

 クラウドコンピューティングのベンダーの中には、3teraやNirvaniなどのように、選択の幅が狭く、限定されたまたは閉じられたアーキテクチャーでしか使えないプロプライエタリーなプラットフォームやツールを提供しているところがある。そうした大手ベンダーがクラウドと言えば、それはそのベンダーが提供するクラウドのことだ。だから、クラウド・コンピューティングを利用するアプリケーションの開発では書き方や構築の方法が制約されるのはやむを得ないと思うかもしれない。しかし、そうした見方は間違っている。クラウド・コンピューティングのためのオープン標準はすでにあり、今は調整段階にあるからだ。