レッドハット、コンサルテーションとトレーニングをセットにしたSOA導入支援サービス

 レッドハット(本社:東京都渋谷区)は2008年8月28日、SOA導入支援サービス「Red Hat SOA ソリューションスターターキット」の販売を開始した。オープンソースSOAプラットフォーム製品「JBoss Enterprise SOA Platform」の購入者を対象に、SOAの導入初期段階に必要なコンサルテーションと技術者向けトレーニングをセットで提供する。価格は100万円。

 コンサルテーションサービスでは、ヒアリング、アセスメント、プロポーザルを3日間で提供する。まずSOA導入の目的や運用に対する要件、コストやスケジュールの制約などをヒアリング。これを基にシステム環境のアセスメントを実施して現状分析を行い、パイロットプロジェクトの概略サービス設計など今後のSOA導入の基本となる提案書を作成する。

 同時に、実際に導入や運用に携わる技術者を対象としたトレーニングプログラムを設計し、実機を使用した3日間のハンズオントレーニングを行う。トレーニングで作成したサンプルコードは、参照実装として実際のSOA導入・運用に利用できる。トレーニング対象のSOAコンポーネントは「JBoss Enterprise Application Portal」「JBoss ESB」「JBoss Rules」「JBoss jBPM」の4種類。

 同社によると、SOAは注目される一方で、仕様や規格の標準化の遅れや、大規模なシステム改変につながりかねないという不安などから実際の導入が進んでいないという。SOA導入支援を行うことで、導入の軽量化と導入期間の短縮化を図るとしている。【鴨沢 浅葱/Infostand】

レッドハット
http://www.jp.redhat.com/