SRA、オープンソースのSOA実行基盤新版「ASIMA 3.0」を公開
SRA(本社:東京都豊島区)は、オープンソースSOA実行基盤「ASIMA」の最新バージョン「ASIMA 3.0」を2009年2月2日公開した。アプリケーションサーバにGeronimo 2.0を採用し、Java Enterprise Edition 5.0(Java EE 5)との互換性を高めた。ライセンスはApache License 2.0で、同社のWebサイトから無償ダウンロードできる。
ASIMAは、各種SOA標準(Webサービス機能、メッセージバス機能、ビジネスプロセス実行機能)を実装したオープンソース・ソフトウェアから実績のあるものを組み合わせ、動作検証を行って構築した実行基盤。最新版ではJavaEE 5.0との互換性を強化したほか、実行環境「ASIMA SERVER 3.0」をWebサービス向け「WS Edition」と、Enterprise Service Bus向けの「ESB Edition」の2種類のパッケージに分離し、サーバのリソース消費を軽減した。
SRAは、ASIMAの有償サポート&保守サービスを提供する。価格は、サーバノード数1台までの「シルバー」が年間21万円、最大4台までの「ゴールド」が同63万円。両メニューともインシデント数は無制限。対応時間は同社営業日の午前9時~正午、午後1時~6時。
また、有償サポート会員向けに開発環境「ASIMA IDE」を提供する。最新版の「ASIMA IDE 3.0」では、ベースのIDEを「Eclipse 3.3」にバージョンアップ。各種コンポーネントの機能を強化し、安定性を向上した。また、Maven連携を強化し、メッセージを日本語化するプラグインを追加した。