OSGi対応の「Apache ServiceMix 4.0」リリース
Apache ServiceMix開発チームは3月26日、SOA基盤を統合したオープンソースのESB(Enterprise Service Bus)「Apache ServiceMix 4.0.0」を公開した。初めてOSGi統合プラットフォームを土台としたバージョンとなる。
ServiceMixは、Java Business Integration(JBI)仕様である「JSR 208」を土台としたESB。Apache Geronimo、JBoss、JOnASなどのJ2EEアプリケーションサーバーで利用できる。軽量なので組み込みでも利用できるほか、Springをサポート、スタンドアローンのESBプロバイダや他のESB内のサービスとしても実装できる。
最新版では、OSGi統合プラットフォームを土台とし、OSGiランライムの「Apache ServiceMix Kernel 1.1.0」とOSGiベースのNMR/JBIコンテナ「Apache ServiceMix NMR 1.0.0」の2つのコンポーネントで構成される。OSGi実装では「Apache Felix」を利用する。ServiceMix KernelのOSGiランタイムでは、ランタイムとともに高度なプロビジョニングなどの機能を提供し、ServiceMix NMRはクラスタリングエンジンなども搭載した。
パッケージには、クラスタや信頼性機能として「Apache ActiveMQ」をはじめ、「Apache Camel」「Apache CFX」のサービスフレームワーク、サンプルも含まれる。
Windows、Linux、Mac OS X、UNIXに対応、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
Apache ServiceMix
http://servicemix.apache.org
「Apache ServiceMix 4.0」ダウンロード
http://servicemix.apache.org/smx4/servicemix-400.html