米MuleSource、SOAガバナンス技術「Mule Galaxy」最新版リリース
オープンソースのSOA基盤ソフトウェアベンダー、米MuleSourceは10月21日(米国時間)、SOAガバナンスプラットフォームの最新版「Mule Galaxy 1.5」を発表した。最新版ではSOAのコントロールをより強化できるという。
Mule Galaxyは、サービスのレポジトリとレジストリで構成されるSOAガバナンス/管理技術。ポリシーの実行、ライフサイクルとワークフローの定義、依存関係の視覚化や自動検出、XQuery/XPathなどによるカスタムインデックス、Atom配信プロトコルによるアーチファクトの発行/編集/サブスクリプションなどの機能を持つ。
最新版では、スクリプトシェルでカスタム拡張の作成が可能となり、イベントAPIでイベントをトリガーするサービスやアーチファクトを変更可能となった。サービスストレージでは、RESTful、TCP、JMS(Java Message Service)などのサービスを記述するメタデータを保存可能となったほか、検索言語Galaxy Query Languageを強化し、高度なクエリに対応した。自動アップデート機能も追加された。
MuleSourceは、無料のCommunity版のほか、中央でアプリケーションを実装管理できる「Mule HQ」などの機能を含む有償のEnterprise版を提供する。
米MuleSource
http://www.mulesource.com