オープンソースのデータ統合技術「Jitterbit 2.0」がリリース

 米Jitterbitは8月18日(米国時間)、オープンソースの統合プラットフォーム最新版「Jitterbit 2.0」をリリースした。業務アプリケーション、データベースなどさまざまなデータを統合できるもので、最新版ではUIや拡張性を改善した。

 Jitterbitは、業務アプリケーション、レガシー、データベース、オンデマンドアプリケーションなどさまざまなデータを統合できるプラットフォーム技術。SOA、Webサービス、ポイント間接続、ETL(Extract Transform Load)などを迅速かつ低コストに実現できるという。

 最新版では、ユーザーインタフェースを強化し使いやすさを改善した。ビジュアルツール「Integration Process Builder」を利用して、ドラッグ&ドロップでワークフロープロセスを設計できる。エンドツーエンドで統合プロセスを定義、テスト、変更できるという。

 新機能の「Parallel Processing」では、大規模データを分割し、かたまりとして並列処理できるようになった。処理時間を短縮できるほか、「Smart Reconstruction」技術により、データを安全にやりとりできるという。このほか、カスタマイズ機能も強化、統合プロセスに容易にカスタマイズロジックを追加できるという。

 有料のEnterprise版と無料のCommunity版の2エディションを提供する。Community版は同社Webサイトよりダウンロードが可能。Jitterbitはこのほか、オープンソースアプリケーションとデータ統合のマーケットプレイス「Trading Post」も運用している。

米Jitterbit
http://www.jitterbit.com