レッドハット、企業SOA基盤ミドルウェア「JBoss Enterprise SOA Platform 4.3」提供開始

 レッドハット(本社:東京都渋谷区)は2008年11月13日、オープンソースの企業向けミドルウェア製品の最新版「JBoss Enterprise SOA Platform 4.3」の提供を開始した。ソフトウェア自体のライセンスは無償。サブスクリプション形式で、テクニカルサポートやアップグレード、修正プログラムを提供する。価格は4CPUあたり年額221万1300円。

 企業のSOA基盤構築に必要なエンタープライズ・サービスバス機能、ビジネスプロセス・マネジメント機能、ビジネスルールの管理と実行機能を備える。4.3では、新たに搭載した「InVM」機能で、同一のJava仮想マシン(JVM)内にクライアントやサービスが存在する場合はローカルトランスポートを利用できるようになり、パフォーマンスが大幅に向上した。また、トランザクションも保証する。

 このほか、HTTPSやFTPS、WS-AddressingやWS-SecurityなどWebサービスの各通信プロトコルに対応。さらに従来のGroovyに加え、JRuby、Jython、Beanshellの各スクリプト言語の利用が可能になった。Java Authentication and Authorization Service(JAAS)への対応など、セキュリティ機能も拡充した。

 あわせて、JBoss Enterpriseと連携するサービス管理ソフトウェア「JBoss Operations Network 2.1」、サービスモニタリング機能を追加するオプション製品「JBoss ON Monitoring for SOA」の提供も開始した。サブスクリプション価格は、4CPUあたりそれぞれ年額20万7900円、41万5800円。

製品情報
http://www.redhat.co.jp/jboss/middleware/soa/

レッドハット
http://www.redhat.co.jp/