サン、OSSベースのSOA基盤「Sun Java CAPS 6」国内販売開始

 サン・マイクロシステムズ(本社:東京都世田谷区)は2008年8月20日、オープンソース・ベースのSOA(サービス指向アーキテクチャ)基盤製品の最新版「Sun Java Composite Application Platform Suite 6(Sun Java CAPS 6)」の国内販売を開始した。ライセンス価格は、1従業員あたり年間1万4616円から。

 BPM(Business Process Management)機能を搭載。ESB(Enterprise Service Bus)上でWebサービス化したアプリケーションと、外部のWebサービスを組み合わせたビジネスプロセスをGUIで容易に作成できる。また、外部システムと連携できる豊富なアダプタを備え、インタフェース定義があるものに対しては、GUIで設定するだけで簡単に実装できるという。

 このほか、それぞれのアプリケーションを統合して、有機的に稼働・利用できるMDM(Master Data Management)機能を用意。これまでアプリケーションごとに保有していたマスターデータに対して、企業や組織全t内で統合したデータ正規化を実現するマスターインデックスを作成できるという。

 Open ESBやOpen SSO、Open DSなどのオープンソースソフトウェアを活用して開発した。設計・開発環境にはNetBeansを採用。Javaのほか、C/C++、Ruby、BPM、Webサービス、リッチクライアント、Ajaxなど、主要なテクノロジーに対応する。【鴨沢 浅葱/Infostand】

サン・マイクロシステムズ
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