フィオラノ、SOAプラットフォーム最新版および低価格で導入できるスターターキットを発売
統合ミドルウェアのフィオラノソフトウェア(本社:東京都港区)は2009年3月4日、SOAプラットフォームの最新版「Fiorano SOA 9」をリリースした。また、Fiorano SOAベースで小規模から中規模のSOAを低価格で導入できる「Fiorano SOAスターターキット」の販売を開始した。
Fiorano SOAプラットフォームは、新SOAアプローチとして同社が提唱する「メッセージドリブンSOA」に基づく製品。プリ・ビルドされた60種類を超えるサービス・コンポーネントを組み合わせることで、企業内外に分散したアプリケーションを統合。大規模なアプリケーション・サーバやプロセス・エンジンを必要とせずSOA環境を構築する。低価格での導入が可能で、スケーラビリティにも優れるという。
最新版のFiorano SOA 9では、イベントプロセスおよびサービスコンポーネント設定を保存するxmlファイルの複数分割や、データベースのテーブルスキーマの変更など、細部に磨きをかけた。
スターターキットは、SAP R3へのアダプターを除く全機能が使用できるシングルサーバライセンス。価格は、デュアルコアCPUで453万円、クアッドコアCPUで789万円で、従来のほぼ半額以下で導入できる。また、SAPアダプターの追加やサーバ追加は標準価格で提供する。価格は要見積もり。
同社は、顧客向けに無償でプロトタイプを作成する「Proof of Conceptプログラム」を展開。スターターキットとの相乗効果によって、2009年度50ユーザーへの導入を目指す。
Fiorano SOAプラットフォーム
http://www.fiorano.com/jp/products/fesb/fioranosoa_jp.htm
フィオラノ ソフトウェア
http://www.fiorano.com/jp/