Apache Software Foundation、「Beehive」プロジェクトを停止

 Apache Software Foundation(ASF)は2月10日、SOAフレームワークの「Apache Beehive」プロジェクトの活動を停止したことを正式に発表した。代替として、「Struts 2」や「Spring Web Flow」、「Spring Beans」などの技術を利用するよう提案している。

 Apache Beehiveは米Oracleに買収された米BEA Systemsが開発したJava開発フレームワーク「WebLogic Workshop」の開発ツール・ランタイム。J2EEとStrutsをベースとし、アノテーションを活用してコードを削減するもので、BEAは2005年にASFにコードを寄贈した。

 プロジェクトチームはプロジェクト停止の理由について、活動がなかったためと説明している。最後のリリースは、2006年12月にリリースされた「Beehive 1.0.2」。

 今後は、ASFの活動停止プロジェクトのレポジトリ「Apache Attic」に置かれる。メーリングリストは引き続きオープンだがリソースはリードオンリーで提供される。

 プロジェクトチームは代替技術として、Beehive NetUIとPage FlowユーザーにはStruts 2またはSpring Web Flowを、Beehive ControlsにはSpring Beansを、Beehive WSM(Web Service Metadata)はAxis2のJSR-181実装を提案している。

Apache Software Foundation(ASF)
http://www.apache.org/

Apache Beehive
http://attic.apache.org/projects/beehive.html