2011年5月30日、静岡大学客員教授であり株式会社パドラック代表取締役の杉本等氏を所長とする「オープンソースライセンス研究所」(略称:OLL)が発足した。日本におけるオープンソースソフトウェア(OSS)のさらなる活用促進を目的とするという。
WHATWG、HTML標準規格を「随時アップデートする」方針へ変更
HTML5の仕様を開発中の作業グループWHATWG(Web Hypertext Application Technology Working Group)が、HTML規格のバージョン番号を廃止する方針であることを発表した。W3C(World Wide Web Consortium)がHTML5のロゴを発表したばかりであり、W3Cは「先に発表したHTML5のロゴのローンチが混乱を招いた」と謝罪している。
Linux FoundationがR. Purdie氏をフェローに任命、モバイル/組み込み分野を担当
Linuxを推進する非営利団体Linux Foundationは12月12日(米国時間)、Richard Purdie氏をフェローに任命したと発表した。Purdie氏は米Intel勤務でYocto ProjectなどのモバイルLinuxの取り組みを進めている。今後フルタイムで組み込みLinux開発イニシアティブに取り組むという。
中国移動通信がLinux Foundationにゴールドメンバーとして参画
The Linux Foundationは2010年11月2日、中国移動通信(China Mobile)がLinux Foundationのゴールドメンバーとなったことを発表した。中国企業がLinux Foundationのメンバーとして参画するのは初となる。
リコーがLinux Foundationに加入、同社のLinuxへのコミットメントをアピール
Linuxを推進する非営利団体のLinux Foundationとリコーは4月5日(米国時間)、リコーがLinux Foundationに参加することを正式発表した。リコーは今後、Linux Foundationのイベントと作業部会OpenPrintingに参画する予定だ。
FSF、米政府に対し「フリーソフトウェアを採用すれば知的財産権の強化は不要」との公開書簡を提出
フリーソフトウェアを推進するFree Software Foundation(FSF)は3月25日(米国時間)、米国政府の知的財産執行調整官(IPEC)に対し、政府によるフリーソフトウェアの利用により著作権や特許などの強化を不要にすることを提案する公開書簡を送ったことを明らかにした。
Linux Foundation、2010年度の「Linux.com Linux Guru」を発表
Linuxを支援する非営利団体のLinux Foundationは3月22日(米国時間)、「2010 Linux.com Linux Gurus」として、同団体がLinux.comで展開するコミュニティ活動への参加や貢献が高いと評価された人5名を発表した。
「Wikipediaに動画を」キャンペーン、無償の動画変換ツールも提供
オープンソースのビデオコーデック「Theora」を推進する業界団体Open Video Allianceは3月17日、「Wikipedia」に動画投稿を推進するキャンペーン「Let’s Get Video On Wikipedia」を開始した。動画投稿に関する情報や無償のTheora変換アプリケーションも提供する。
電子フロンティア財団がNASAを通じて入手した「iPhoneアプリ開発者契約」を公開、「一方的すぎる」と批判
非営利団体Electronic Frontier Foundation(電子フロンティア財団、EFF)は3月9日(米国時間)、米Appleが「iPhone」アプリケーション開発者と締結する契約書を公開した。EFFは「非常に一方的な内容だ」としてAppleの態度を批判している。
IPA、OSS支援の国際連携組織「Qualipsoネットワーク」に参加
情報処理推進機構(IPA)オープンソフトウェア・センターは2010年3月4日、世界のOSS支援組織が連携する国際組織「Qualipso(カリプソ)ネットワーク」に参加したと発表した。メンバーとして、参加各国のOSSセンターと協調。OSSに関する情報サービス、ツールなどを提供してゆく。
Linux Foundation、今年も「We're Linux」ビデオコンテストをスタート
Linuxを推進する非営利団体Linux Foundationは2月5日(米国時間)、「We’re Linux」ビデオコンテストを開始した。ユーザーが作成したLinuxの利用を奨励するビデオを募集するコンテストで、最優秀賞はLinux搭載ノートPCと「LinuxCon」への旅費および入場券。4月4日まで応募を受け付ける。
「iPadはiBad」キャンペーン、24時間で5000人が署名
フリーソフトウェアを推進するFree Software Foundation(FSF)は2月4日(米国時間)、米Appleの最新端末「iPad」でのDRM利用反対キャンペーンの開始後24時間で5000人の署名を集めたと報告した。この署名活動は反DRMキャンペーンサイト「Defective by Design」で展開されている。
The Linux Foundation、今年の「LinuxCon」参加申し込み受付開始
The Linux Foundation(LF)は、北米最大規模のLinux技術カンファレンス「LinuxCon 2010」の参加申し込みと発表申し込みの受け付けを開始した。発表は「Developer」「Operations」「Business」の3カテゴリーが対象で、申し込み期限は3月31日。プレゼンテーションは英語が前提。
The Linux Foundationの新ジャパンディレクタに福安氏
The Linux Foundation(LF)は2010年2月4日、日本での活動を統括するジャパンディレクタに、元ゼンドジャパン社長の福安徳晃氏が就任したと発表した。またLinux普及促進や「Japan Linux Symposium」および「Moblin Sminar Spring 2010」などのイベント開催など、2010年度の活動計画を発表した。
OSSAJ、国産OSSをテーマとしたセミナー開催
NPO法人オープンソースソフトウェア協会(OSSAJ)は、国産OSSをテーマとしたセミナー「OSSAJフォーラム2010『日本発のオープンソース・プロジェクト』」を2010年2月16日に都内で開催する。情報共有基盤システム「NetCommons」、人事給与・勤怠管理の「MosP」、SNSエンジン「OpenPNE」の各国産OSSプロジェクトの関係者を招いて話を聞く。
米Red Hat、オープンソースコミュニティサイト「opensource.com」を公開
米Red Hatは1月25日、オープンソースコミュニティサイト「opensource.com」を正式に立ち上げた。オープンソースについて、ビジネス、教育などの視点からコミュニティがディスカッションする場を目指すという。
BusyBoxの初期開発者であるBruce Perens氏、SFLCによるBusyBoxのGPL違反訴訟に不満を示す
Debianプロジェクトの設立などオープンソースへの貢献で知られる開発者、Bruce Perens氏は12月15日、Software Freedom Law Center(SFLC)が「BusyBox」の利用について家電メーカーを相手取って起こしたGPL違反訴訟にコメントした。初期のBusyBox開発者というPerens氏は、SFLCやBusyBoxから訴訟についての情報を得ていなかったという。
Mozilla Japan、開発者向けコミュニティサイト「Mozilla Developer Street」開設
Mozilla Japanは2009年11月8日、Mozilla関連開発者や利用者を対象としたコミュニティサイト「Mozilla Developer Street(modest)」を開設した。知識やアイデアの共有とコミュニケーションを目的としたサイトで、オープンに議論し、よりよいWebブラウザの実現を目指す。
「2009年度日本OSS貢献者賞」と「日本OSS奨励賞」の受賞者が決まる
情報処理推進機構(IPA)は2009年10月23日、優れたオープンソースソフトウェアの開発と普及に貢献した個人らを表彰する「2009年度日本OSS貢献者賞」と、過去1年間にOSSの開発や普及に顕著な活躍をした個人・グループに贈る「日本OSS奨励賞」の受賞者を発表した。貢献者賞は今年で5回目、奨励賞は新設。
Linux Foundationが個人会員サービスを拡充、米HPなど従業員価格で購入可能に
Linuxを推進する非営利団体Linux Foundationは10月13日(米国時間)、個人会員プログラムの新しい特典を発表した。米Hewlett-Packard(HP)、米Dell、中国Lenovoのハードウェアを従業員価格で購入できるという。