Linux Foundation、2010年度の「Linux.com Linux Guru」を発表

 Linuxを支援する非営利団体のLinux Foundationは3月22日(米国時間)、「2010 Linux.com Linux Gurus」として、同団体がLinux.comで展開するコミュニティ活動への参加や貢献が高いと評価された人5名を発表した。

 Linux Foundationは2009年にLinux.comをコミュニティサイトとしてリニューアルしており、Linux開発者の活動内容や頻度によってポイントを付与する制度を導入している。Guruはポイントが高い人に与えられるもので、他のユーザーへの情報提供、記事やブログの執筆、フォーラムやグループのモデレーション、コラボレーションなどがポイント付与の対象となっている。

 最もポイントが高い「Ultimate Linux Guru」は、米国の学校でシステム管理者として勤務するMasen Marshall氏(“MasenM”)となった。小〜中規模の組織や企業によるLinuxインフラ構築を支援することにフォーカスし、コミュニティ活動に参加したという。Marshall氏には、Linux Torvalds氏のサインが入ったLinuxのノートPCが授与される。

 このほか、Raw EngineeringのWeb開発者・システム管理者のKunal P.Bharati氏(“kunal”)、Pluriserviceのシステム管理者・製品マネージャーのAndrea Benini氏(“ben”)、運輸企業で開発・トレーニングを担当しLinux.comでモデレーターを務めるMatthew Fillpot氏(“mfillpot”)、ドイツ在住の学生のDennis Wiesmann氏(“Emperor”)の4名がトップ5のGuruとして発表されている。

 5人のGuruには米サンフランシスコで4月14日から16日に開催される「Linux Foundation Collaboration Summit」への招待状が贈られ、同カンファレンス中、コミュニティサイトの改善にフォーカスした年次会議「Linux.com Planning Meeting」に参加する。このほか、デジタルバッチも授与される。

Linux Foundation
http://linux-foundation.org/