リコーがLinux Foundationに加入、同社のLinuxへのコミットメントをアピール

 Linuxを推進する非営利団体のLinux Foundationとリコーは4月5日(米国時間)、リコーがLinux Foundationに参加することを正式発表した。リコーは今後、Linux Foundationのイベントと作業部会OpenPrintingに参画する予定だ。

 リコーのLinux Foundation参加について双方は、「自社のLinuxプラットフォームへのコミットにおいて自然な流れ」「Linuxの市場機会拡大を認めるもの」と説明している。リコーは複合機やプリンター、デジタルオフィスソリューションを提供しており、以前からOpenPrinting.orgコミュニティに参加していた。Linux Foundationに加入後、OpenPrintingの作業部会に参加する。

 OpenPrintingは、Linux、SolarisなどのUNIX系OS、Mac OS Xでのプリント機能の標準化や簡素化を図る作業部会。主要Linuxディストリビューションのプリンター設定ツールで利用されており、現在、データベースには約250種類のフリーのプリンタードライバーソフト、それに3000種類以上のプリンターが登録されている。

 まずは、4月中旬の「Linux Foundation Collaboration Summit」でのOpenPrintingのミーティングに参加する。ここでは、色の管理、共通のプリントユーザーインターフェイス「Common Printing Dialog」、「Chrome OS」における印刷などのトピックについて話し合いやセミナーが開かれる予定という。

Linux Foundation
http://linux-foundation.org/

リコー
http://www.ricoh.co.jp/