Oracleの参入でRed Hatが衰退との見方は早計か

時事解説:ひょっとするとOracleは、Linuxのサポートサービス分野に突如参入し、身の丈を超えた獲物を勝ち取ろうとしているのではないだろうか。きれいに髪を撫でつけた貴公子然とした姿で歯に衣着せぬ物言いをする自信家、Larry Ellison氏と彼の率いるこのデータベース帝国に対するのは、特にビジネス界ではほとんどLinuxの同義語としての扱いを受け、長らくフリー/オープンソース・コミュニティを支えてきたRed Hatだ。

日本オラクル、CRMビジネス強化で戦略骨子を発表

 日本オラクル(新宅正明社長)と日本オラクルインフォメーションシステムズ(村上智社長)は9月28日、顧客管理(CRM)アプリケーションにおけるビジネス戦略を発表した。SaaS(Software as a Service)型のCRMアプリケーション「Siebel CRM On Demand」の日本でのサービス開始を機に、CRMビジネスの体制を強化し、日本での市場拡大を目指す。

Oracle、Itanium 2を正式サポート──ソフトウェア動作保証を開始へ

 Oracleはまもなく、Itanium 2ベースのサーバ・プラットフォームにおける自社データベース・ソフトウェアの動作保証を開始するもようだ。9月25日にサンフランシスコで開催された業界団体Itanium Solutions Alliance(ISA)主催のイベント「Itanium Solutions Summit」に参加したOracleの代表者が明らかにしたもの。

CTCら3社、仮想化技術活用の次世代ITインフラ・フレームワークの開発で協業

 伊藤忠テクノサイエンス(CTC、奥田陽一社長)と日本オラクル(新宅正明社長)、日本ネットワーク・アプライアンス(ネットアップ、鈴木康正社長)の3社は9月14日、「Oracle Fusion Middleware」と「NetApp FASシリーズ」を利用した次世代ITインフラ・フレームワーク「Mw Pool」の共同開発を行うと発表した。「Mw Pool」はCTCの高付加価値ソリューション群「Verified Selections」のひとつとして10月初旬に発売する。