ジャストシステムと日本オラクル、XMLの新規市場開拓で協業

 ジャストシステムと日本オラクルは11月8日、ウェブ上での汎用的なデータ記述言語「XML」の新規市場開拓に向けて戦略的な協業を行うと発表した。この合意に基づき、ジャストシステムは11月10日から「xfy Enterprise Solution for Oracle Database 10g」の販売を開始する。

 両社は、「Oracle Database 10g」と「xfy Enterprise Solution for Oracle Database 10g」を密接に連携させた製品やソリューションの販売プロモーション、パートナー施策で積極的に協力する方針。おもに、「先進顧客(アーリーアダプター)へのシステム提案」「共同セミナーや各種イベントへの出展、販促活動などのジョイントマーケティング」「業界別ソリューションコアを構築」「パートナー企業に対する販売支援活動」に取り組む。

 「xfy Enterprise Solution for Oracle Database 10g」は、XMLアプリケーション開発基盤環境とクライアント実行環境を統合的に提供する法人向けソリューション。RDB(リレーショナルデータベース)とXMLデータベースの共存が可能な「Oracle Database 10g」と「xfy Enterprise Solution 1.0」を連携させることで、今後多くの企業情報システムの中心となることが見込まれるSOA(サービス指向アーキテクチャー)やウェブサービスの開発を行うことができる。

 こうしたソリューションなどを導入することで、企業はオープンでスタンダードな「XML」でデータベース構築が可能となる。また、文章系データの管理も含めた、すべての情報を一元管理できるようになる。

ジャストシステム=http://www.justsystem.co.jp/
日本オラクル=http://www.oracle.co.jp/

提供:BCN