日本オラクルとインフォテリア、BPELソリューションを共同で提供へ

 日本オラクル(新宅正明社長)とインフォテリア(平野洋一郎社長)は、両社のミドルウェア製品を組み合わせて、アプリケーションを連携させる標準技術「BPELソリューション」を共同で提供すると発表した。

 今回のソリューションでは、オラクルの「Oracle BPEL Process Manager」を「BPELソリューション」のエンジンとして中核に据える一方、インフォテリアの「ASTERIA」がデータベースやLotus Notes、Microsoft Excel、PDF、メールなどのユーザーアプリケーションとの連携を行う。この組み合わせで、単純なデータ連携だけでは難しかった、ビジネスプロセスとアプリケーションとの連携を実現する。

 ソリューションを通じて、両社はビジネスプロセス連携、アプリケーション連携のほか、データ連携のすべてで設計から実装までの処理をグラフィカルに開発・保守を行うために連携レベルでの変更や追加に柔軟に対応できるようにするなど、生産性の高い環境を提供する。また、既存IT資産の再利用性の向上と、内部統制上必要となる業務処理統制の適正評価やBPRを実現するための「プロセスの可視化」もできる。

 第1弾として、松下電工インフォメーションシステムズ(河村雄良社長)が10月19日、20日に開催する「BUSINESS SOLUTION EXPO 2006」で、「Oracle BPEL Process Manager」と、ASTERIA連携を紹介するとともに、具体的なビジネスケースに基づいた製品相互連携の技術検証を進める。この検証結果を基に、松下電工インフォメーションシステムズを始めとした両社のパートナーに情報提供・技術支援も行う。

日本オラクル=http://www.oracle.co.jp/
インフォテリア=http://www.infoteria.com/
松下電工インフォメーションシステムズ=http://www.naisis.co.jp/
「BUSINESS SOLUTION EXPO 2006」=http://www.expo2006.jp/

提供:BCN