モバイルインターネットを牽引するのはエンタメではなく実用性?

 米IBMが5月21日(米国時間)に発表したモバイル端末とインターネットに関する報告書によると、消費者の多くはモバイルインターネットを使いたいと思っているが、価格や伝送速度などが障害になっているという。また、自分の端末で利用するインターネットサービスを自分で設定したいと思っている消費者が過半数を上回ることもわかった。携帯電話でもPCと同じ傾向が見られるという。

2008年Q1サーバ市場、HPが売り上げでIBMを抜いて首位へ

 米Gartnerは5月22日、2008年第1四半期(1月-3月期)の世界サーバ市場調査報告書を発表した。同期、サーバ出荷台数は前年同期比7.6%増の230万台、売上高は4.3%増の136億ドルと、堅調に推移した。ベンダーシェアでは、米Hewlett-Packardが売り上げベースで米IBMを抜いて首位となり、出荷台数とともに王座を制覇した。

オープンソースの品質は改善、米Coverity調査

 ソフトウェア品質管理ベンダーの米Coverityは5月20日(米国時間)、オープンソースソフトウェアの品質に関する調査書「Scan Report on Open Source Software 2008」を発表した。2年にわたって約250のオープンソースプロジェクトのコードをスキャンしたもの。オープンソースソフトウェアの品質とセキュリティは改善しているとまとめている。

企業でのLinux利用は増勢 IDC調査

 IDCが「The Role of Linux Servers in Commercial Workloads」と題する報告書をまとめた。Linuxは企業分野において成功しており十分な能力を持つことを証明したとし、Linux利用の拡大傾向は2011年まで続くと予測している。その一部は、4月8日にテキサス州オースティンで開幕するLinux Foundation Collaboration Summitの開幕基調講演で同社のアナリストAl Gillenによって発表される。

パソコン:ブラジルが世界5位の市場に 先進国は低迷

 調査会社の米IDCはこのほど、07年のブラジルのパソコン出荷台数は前年比38%増の1070万台に達したと発表した。この台数は米国(6400万台)、中国(3600万台)、日本(1300万台)、英国(1120万台)に次ぐ規模で、ブラジルが世界で5番目に大きい市場に成長した。パソコンの主力市場が、先進国から新興国に変わりつつあることを裏付けた。

ネットセキュリティ:「ネットは安全に」 遠隔地勤務者の意識が低下

 米Cisco Systemsは2月5日(米国時間)、リモート・ワーカー(遠隔地勤務者)などのセキュリティ意識についての調査結果を発表した。「インターネットがより安全になっている」と考えるワーカーが増える一方で、「セキュリティ意識が低下した」と感じているIT担当者が増えたことが分かった。

パソコン販売:Dellが1年半ぶり2ケタ増 改革成功

 調査会社の米Gartnerはこのほど、07年第4四半期の世界のパソコン出荷台数は前年同期比13.1%増の約7593万台(速報値)だったと発表した。米Dellの出荷台数が同17%増となり、1年半ぶりに2ケタ増を達成したのが目立った。インターネットと電話による直販だけでなく、店頭販売と両にらみの路線に転換したのが奏功した。