オープンソースアプリケーションサーバー調査:懸念はサポート、人気はTomcat

 オープンソースプロジェクトのサポートを事業とする米OpenLogicは12月22日(米国時間)、オープンソースのアプリケーションサーバーに関する調査を発表した。アプリケーションサーバー分野においてオープンソースへの移行は進んでいるが、堅牢性やパフォーマンス、サポートへの懸念が挙がったという。

欧州FLOSS団体、FLOSSロードマップを発表──2020年にはメインストリームに

 フランスを拠点とした欧州ベースのFLOSS推進団体、Open World Forumは12月3日(フランス時間)、FLOSSの今後の動向を予測した調査書「2020 FLOSS Roadmap」を発表した。FLOSSは2012年にはソフトウェア・ITサービス市場の30%を占める規模に成長し、12年後の2020年にはメインストリーム技術になるという。

PHP開発者の7割がフレームワーク利用、デファクトは定まらず

 PHP開発者の69%がアプリケーション開発で何らかのフレームワークを使用した経験があることが、アシアル(本社:東京都文京区)が2008年10月23日に発表したPHP動向調査で分かった。その際、JavaやRubyなどのようにデファクトスタンダードが存在せず、用途などに合わせて複数のフレームワークが使い分けられている実態も浮かび上がった。

オープンソース技術でサポートへの関心が高いのは「rhel」~米SourceLabs

 オープンソースプロジェクトの技術サポートサービスを提供する米SourceLabsは10月2日(米国時間)、オープンソース開発者が最もサポートを必要としている技術キーワード・トップ10を発表した。1位は米Red Hatの「rhel」(Red Hat Enterprise Linux)。このほか、「xen」「ubuntu」などがランクインしている。

欧州で進むオープンソースの導入、独企業の51%が積極的に利用

 ソフトウェアベンダーの米Actuateは9月29日(米国時間)、オープンソースソフトウェアの導入や利用に関する動向調査の結果を発表した。ドイツ企業の51%がオープンソースをアクティブに利用していると回答するなど、欧州企業を中心にオープンソースの受け入れが進んでいることがわかった。

米Gartner、100ドルノートPC実現には最低3年が必要

 米Gartnerは7月28日(米国時間)、100ドルノートPCの実現には少なくとも3年が必要という見解を示した。今後2~3年で10~15%の価格減は可能だが、価格にフォーカスしすぎると他の問題を見過ごしてしまうと警告する。だが、ミニノートPCそのものは、教育用途以外にもコンシューマ、ビジネス分野で高い可能性を秘めているという。

今後の見通しに楽観するオープンソース企業

 オープンソースの相互運用性を促進する業界団体Open Solution Alliance(OSA)は7月24日(米国時間)、オープンソースソフトウェア/サービスに関する初の年次調査を発表した。8割以上が今年、オープンソース関連の売り上げ増を見込むと回答するなど、楽観的であることがわかった。一方、オープンソースとプロプライエタリの相互運用性への懸念を指摘する声も多く出された。

米Gartner、企業のSaaS型電子メールの利用が2012年には20%に

 米Gartnerは7月2日(現地時間)、クラウドコンピューティングモデルを利用した電子メールサービスについて、企業の受け入れ動向を調べた報告書を発表した。クラウド型電子メールサービスを利用する企業は2012年には20%を占めると予想、企業におけるクラウドコンピューティングは電子メールが牽引する、とまとめている。