米Black Duck Softwareは6月30日(米国時間)、オープンソースプロジェクトのライセンス利用動向に関する統計を発表した。GNU General Public License(GPL)v3の採用数は前年比4倍で増加したが、GPL全体の利用率は前年より減少した。オープンソースの多様化を示す内容となった。
業務アプリケーション分野に進出するオープンソース
調査会社の米IDCは6月19日(デンマーク時間)、西欧州地区におけるオープンソース業務アプリケーションの利用に関する動向調査を発表した。ERPなどバックオフィス業務でオープンソースを利用している企業は9%となるなど、オープンソースの利用が進んでいることがわかった。
基盤系ソフトの多くが定番化――2008年度OSSツール調査
The Linux Foundation Japanは2008年5月7日、データベース化されたオープンソースソフトの2008年度使用実績調査の結果を発表した。主要なOSSのツール256個についてまとめたもので、基盤系のソフトがかなり定番化していることが分かったとしている。
オープンソース動向ランキング、日本は活動で14位
米Red Hatは4月21日(米国時間)、世界各国のオープンソースの利用と環境を調べた「Open Source Activity Map」を発表した。その国におけるオープンソースの動向を、利用と環境の両方から調べて順位を付けたもの。日本は、活動で14位、環境で11位となった。
不況でLinuxの活用が増加、課題は相互運用性とサポート──米Novell/IDC調査
厳しい経済環境を受け、IT部門ではコスト削減の理由からLinuxを活用する機運が高まっているようだ。米IDCの調査によると、企業の72%が、2009年中にサーバーでLinux利用増を決定・または意欲的に検討中であることがわかった。
Linuxユーザーのグラフィック環境調査──半数以上が「X.Org 7.4」利用、ハードはNvidiaが人気
Linux情報サイトのPhoronix Mediaは12月22日、Linuxグラフィックに関する年次調査を発表した。最新の「X.Org 7.4」を利用している人は54%となったほか、米Nvidia製のハードウェアを好む傾向などが浮き彫りになった。
オープンソースアプリケーションサーバー調査:懸念はサポート、人気はTomcat
オープンソースプロジェクトのサポートを事業とする米OpenLogicは12月22日(米国時間)、オープンソースのアプリケーションサーバーに関する調査を発表した。アプリケーションサーバー分野においてオープンソースへの移行は進んでいるが、堅牢性やパフォーマンス、サポートへの懸念が挙がったという。
欧州FLOSS団体、FLOSSロードマップを発表──2020年にはメインストリームに
フランスを拠点とした欧州ベースのFLOSS推進団体、Open World Forumは12月3日(フランス時間)、FLOSSの今後の動向を予測した調査書「2020 FLOSS Roadmap」を発表した。FLOSSは2012年にはソフトウェア・ITサービス市場の30%を占める規模に成長し、12年後の2020年にはメインストリーム技術になるという。
企業の85%がオープンソースを導入、課題はポリシーとガバナンス~米Gartner
調査会社の米Gartnerは11月17日(米国時間)、企業のオープンソース導入動向に関する調査結果を発表した。現在オープンソース技術を導入している企業は85%、残る15%も「今後1年以内に採用する予定」と回答するなど、オープンソースが浸透していることがわかった。
PHP開発者の7割がフレームワーク利用、デファクトは定まらず
PHP開発者の69%がアプリケーション開発で何らかのフレームワークを使用した経験があることが、アシアル(本社:東京都文京区)が2008年10月23日に発表したPHP動向調査で分かった。その際、JavaやRubyなどのようにデファクトスタンダードが存在せず、用途などに合わせて複数のフレームワークが使い分けられている実態も浮かび上がった。
Linuxディストリビューションの価値は108億ドル
Linuxを推進する非営利団体Linux Foundationは10月22日(米国時間)、Linuxディストリビューションの価値に関するレポートを発表した。米国の2008年の人件費などに基づくと、「Fedora 9」の開発コストは108億ドル、Linuxカーネルそのものは14億ドルと見積もっている。
オープンソース技術でサポートへの関心が高いのは「rhel」~米SourceLabs
オープンソースプロジェクトの技術サポートサービスを提供する米SourceLabsは10月2日(米国時間)、オープンソース開発者が最もサポートを必要としている技術キーワード・トップ10を発表した。1位は米Red Hatの「rhel」(Red Hat Enterprise Linux)。このほか、「xen」「ubuntu」などがランクインしている。
欧州で進むオープンソースの導入、独企業の51%が積極的に利用
ソフトウェアベンダーの米Actuateは9月29日(米国時間)、オープンソースソフトウェアの導入や利用に関する動向調査の結果を発表した。ドイツ企業の51%がオープンソースをアクティブに利用していると回答するなど、欧州企業を中心にオープンソースの受け入れが進んでいることがわかった。