違法ダウンロード:法知識ある若者はしない 米MS調査

 米Microsoftは2月13日(米国時間)、10代の若者の知財についての意識調査の結果を発表した。「非常によく理解している」は1割に過ぎなかったが、そのほとんどが「違法ダウンロード行為は罰せられるべき」と回答。知財教育の重要性が確認できたという。

 調査はオンラインで実施し、米国の7~10年生(12~16歳)約500人が回答した。この半数にあたる49%が、画像や音楽、映画やソフトウェアなどのダウンロードに関する法律や指針について、「よく知らない」と答え、「非常によく理解している」は11%にすぎなかった。

 また、違法ダウンロード行為に対する処罰については、よく知っている若者の82%が「罰せられるべき」としたのに対し、法をよく知らない若者では57%と少なめ。知っている者ほど、違法ダウンロードを行わない傾向が見られるという。

 また全体では、「自転車窃盗を処罰することは適切」としたのが90%に達する一方で、「違法ダウンロードの処罰は適切」は48%にとどまり、「違法ダウンロードは悪い」という認識が低いことが分かった。

 同社はあわせて、中学校・高校の教育者向け「知的財産権教育」カリキュラムの新設を支援すると発表。知的財産権について体験的に学べる若者向けサイト「MyBytes」(ベータ版)も開設した。【高森 郁哉/Infostand】

Microsoft
http://www.microsoft.com/

MyBytes
http://www.mybytes.com/