米Microsoft:企業イメージが急悪化 米調査

 米CoreBrandはこのほど、「世界企業イメージ番付」の2007年版を発表した。米Microsoftは59位で、前年の38位から急落。3年前の11位に比べると48位も下がっており、上位企業の中では最もイメージの悪化がひどかった。

 一年間で延べ1万2000人の企業経営者にアンケートを実施。世界の主要企業1200社について認知度や親近感を採点した。最も企業イメージが優れていたのはコカコーラで、調査開始以来、首位を守り続けている。

 Microsoftの企業イメージの悪化は、独占禁止法違反の問題などが原因とみられる。CoreBrandによると、米Appleの比較広告型のCM「Hi, I’m a MAC」が、Microsoftのイメージに打撃を与えたという。同CMは、小太りで眼鏡の中年男性がWindows・パソコン役、ジーンズ姿の青年がMac役となり、注目を集めた。

 ハイテク企業は米IBMの18位が最高だった。日本企業で最も順位が高かったのはトヨタ自動車で、14位。トヨタはビッグスリーを抑えて、自動車メーカーでは最も上位に食い込んだ。【南 優人/Infostand】

世界企業イメージ番付
http://www.visibilitypr.com/pdfs/BrandPowerRankings07.pdf