ノートパソコン:世界出荷が1億台突破 初の大台
調査会社の米IDCはこのほど、07年の世界のノートパソコン出荷台数は前年比33.8%増の1億800万台で、初めて1億を突破したと発表した。日本では以前からノート機が普及しているが、最近は価格の低下で世界的に浸透してきたのが背景。
デスクトップ型の出荷台数は4.8%増の1億5970万台で、伸び悩んだ。IDCによると、ノート型は08年以降も2ケタ成長が続く見通し。2010年にはノートの台数がデスクトップを上回り、主従が逆転する見込みという。
特にアジア・太平洋地域(日本を除く)では、ノートの出荷が50%以上増加した。米国市場では、デスクトップが2.8%減にとどまる一方で、ノートは23.6%増加し、明暗を分けた。【南 優人/Infostand】