パワーアップした超コンパクトサーバー、OpenBlockS 600 ハードウェアレビュー

 超小型ながら「サーバークオリティ」のLinuxボックスとして知られる、ぷらっとホームの「OpenBlockS」にこのたび新モデルが登場した。文庫本サイズという小型の筐体はそのままに、PowerPC 405EX/600MHzの採用やギガビットイーサネット×2への対応などにより、基本性能が大幅に強化されている。

約2年ぶりのメジャーアップデートが登場、Slackware 13.0レビュー

 歴史が長く、かつてはLinuxディストリビューションの代表と言われていたSlackwareが、約2年ぶりにメジャーアップデートされた。SlackwareはThe Slackware Linux Projectが開発しているLinuxディストリビューションで、1993年に登場したSlackware向けの日本語追加パッケージ集「JE」(Japanese Extension)は、日本でのLinux普及に最初に貢献したとも言われている。ちなみに筆者が最初にインストールしたLinuxもSlackwareとJEの組み合わせである。

エクセルソフト、Mac OS X Snow Leopardに対応した並列デバッガー新版「TotalView Debugger 8.7」

 エクセルソフト(本社:東京都港区)は2009年9月14日、米TotalView TechnologiesのLinux/UNIX/Mac OS X用マルチプロセス(並列)デバッガーの最新版「TotalView Debugger 8.7」と、メモリデバッガー「TotalView MemoryScape 3.0」、エラーを再現実行するアドオン「TotalView ReplayEngine 1.5」の3製品の販売を開始した。「Debugger」と「MemoryScape」は、最新OS「Mac OS X 1.6 Snow Leopard」に対応した。

約2年9か月ぶりにメジャーアップデートされた「Vine Linux 5」レビュー

 今回紹介するVine Linuxは、日本人にとって真に使いやすいLinux環境を目指して開発されている、国産のLinuxディストリビューションである。Project Vineのメンバーを中心に、当初はRed Hat Linuxをベースに開発がスタートしたが、現在では独自に開発が進められている。日本語環境の使いやすさと安定性から、個人用ユーザのデスクトップOSや教育用Linuxとして定評がある。

CDをセットするだけでリッピング&共有可能に、音楽サーバーに特化したLinuxディストリビューション「VortexBox」

 今回はちょっと毛色の変わったLinuxディストリビューションとして、Fedoraをベースに音楽ストリーミングサーバー機能に特化した「VortexBox」を紹介しよう。オフィシャルサイト(http://vortexbox.org/)によると、Pentium 4/500MHz以上、メモリ512MBという比較的低スペックなシステムで動作し、余っているPCを音楽サーバにするのに最適なシステムとのことだ。最新版はFedora 11をベースにしたVortexBox 0.8である(リリースは2009年7月20日)。

FSF、「Windows 7」に対抗する「Windowsの7つの罪」運動を開始

 フリーソフトウェアを支援する非営利団体、Free Software Foundation(FSF)は8月26日(米国時間)、米Microsoftの次期OS「Windows 7」に反対するキャンペーン「Windows 7 Sins」(Windowsの7つの罪)を開始した。主要企業に公開書簡を送ったり、専用Webサイトで情報を提供するなどして、プロプライエタリソフトの脅威について広める。