超軽量のLinuxディストリビューション「Tiny Core」の開発チームは10月9日、最新版「Tiny Core 2.4.1」を公開した。メンテナンスリリースとなり、既存機能のアップデートとバグの修正が行われている。
使いやすさが特徴の「Sabayon Linux」、バージョン5.0が登場
Linuxディストリビューション「Sabayon Linux」の開発者は10月2日、最新版「Sabayon Linux 5.0」を公開した。GNOMEとKDEの両エディションを備え、32ビットと64ビットに対応した。
米NETGEARがLinuxベースの無線LANルーター「WNR3500N」発表
米NETGEARは10月5日(米国時間)、最新のハイエンド無線LANルーター「RangeMax Wireless-N Gigabit Router with USB(WNR3500L)」を発表した。Linuxを搭載し、オープンソースのプラットフォームとしてコミュニティによるアプリケーション開発も奨励していく。
パワーアップした超コンパクトサーバー、OpenBlockS 600 ハードウェアレビュー

超小型ながら「サーバークオリティ」のLinuxボックスとして知られる、ぷらっとホームの「OpenBlockS」にこのたび新モデルが登場した。文庫本サイズという小型の筐体はそのままに、PowerPC 405EX/600MHzの採用やギガビットイーサネット×2への対応などにより、基本性能が大幅に強化されている。
Linuxシステムの実行状況を分析する「SystemTap 1.0」がリリース
Linuxシステム追跡・デバッグ機能「SystemTap」の開発チームは9月22日、「SystemTap 1.0」を発表した。GNU GPLの下で公開、プロジェクトのWebサイトより各Linuxディストリビューション向けのインストール情報を公開している。
米IBM、途上国向け「Ubuntu」ネットブック向けのソフトウェアパッケージを発表
米IBMは9月23日(米国時間)、ネットブック向けソフトウェアパッケージ「IBM Client for Smart Work」で英Canonicalと提携したことを発表した。「Ubuntu」搭載ネットブックで動き、クラウドや仮想化にも対応可能という。まずはアフリカで提供、主として途上国市場を狙う。
「Moblin 2.0」ベータ版がリリース
Moblinプロジェクトチームは9月23日、Linuxベースのネットブック/ネットトップ向けOS最新版「Moblin 2.0」ベータ版を公開した。ユーザーインターフェイスを改良、インターネットやメディアコンテンツを活用しやすくした。
米Google、CDMAに対応した「Android 1.6 SDK」を公開
米Googleは9月15日(米国時間)、自社携帯電話OS向けのアプリケーション開発キット最新版「Android 1.6 SDK」を公開した。CDMAに対応、画面サイズの対応も追加し、アプリケーション実装の対象を拡大した。
約2年ぶりのメジャーアップデートが登場、Slackware 13.0レビュー

歴史が長く、かつてはLinuxディストリビューションの代表と言われていたSlackwareが、約2年ぶりにメジャーアップデートされた。SlackwareはThe Slackware Linux Projectが開発しているLinuxディストリビューションで、1993年に登場したSlackware向けの日本語追加パッケージ集「JE」(Japanese Extension)は、日本でのLinux普及に最初に貢献したとも言われている。ちなみに筆者が最初にインストールしたLinuxもSlackwareとJEの組み合わせである。
応用電子、FOMAデータ通信カード用のLinux対応デバイスドライバを公開
応用電子(本社:東京都品川区)は2009年9月15日、HSDPA方式に対応したNTTドコモのデータ通信カード「FOMA N2502」(NEC製)を、Linux OSで使用するためのデバイスドライバを公開した。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。
エクセルソフト、Mac OS X Snow Leopardに対応した並列デバッガー新版「TotalView Debugger 8.7」
エクセルソフト(本社:東京都港区)は2009年9月14日、米TotalView TechnologiesのLinux/UNIX/Mac OS X用マルチプロセス(並列)デバッガーの最新版「TotalView Debugger 8.7」と、メモリデバッガー「TotalView MemoryScape 3.0」、エラーを再現実行するアドオン「TotalView ReplayEngine 1.5」の3製品の販売を開始した。「Debugger」と「MemoryScape」は、最新OS「Mac OS X 1.6 Snow Leopard」に対応した。
ぷらっとホーム、「OpenBlockS 600」の出荷は9月28日から
ぷらっとホームは2009年9月9日、手のひらサイズの企業向け小型Linuxサーバ「OpenBlockS 600」の出荷開始日が9月28日に決まったと発表した。あわせて、米Sun Microsystemsから正式認定された「Java SE for Embedded」の搭載も発表した。価格はオープンで、直販価格は5万9800円。
Open Invention Network、米Microsoftが所有していたLinux関連特許を取得
Linux特許保護企業のOpen Invention Network(OIN)は9月8日(米国時間)、米Microsoftが所有していたLinux関連特許22件を取得したことを発表した。
台湾VIA Technologies、Linux Foundationに参加へ
Linuxを推進する非営利団体Linux Foundationは9月8日(米国時間)、半導体メーカーの台湾VIA TechnologiesがLinux Foundationに参加することを発表した。共同で、Linuxのエコシステム成長を実現したいとしている。
約2年9か月ぶりにメジャーアップデートされた「Vine Linux 5」レビュー

今回紹介するVine Linuxは、日本人にとって真に使いやすいLinux環境を目指して開発されている、国産のLinuxディストリビューションである。Project Vineのメンバーを中心に、当初はRed Hat Linuxをベースに開発がスタートしたが、現在では独自に開発が進められている。日本語環境の使いやすさと安定性から、個人用ユーザのデスクトップOSや教育用Linuxとして定評がある。
64ビット対応など機能充実の「Slackware Linux 13」がリリース
The Slackware Linux Projectは8月27日、Linuxディストリビューションの最新版「Slackware Linux 13」を公開した。64ビットに正式対応したほか、多数の機能強化を行った。最新版は、プロジェクトのWebサイトより入手できる。
CDをセットするだけでリッピング&共有可能に、音楽サーバーに特化したLinuxディストリビューション「VortexBox」

今回はちょっと毛色の変わったLinuxディストリビューションとして、Fedoraをベースに音楽ストリーミングサーバー機能に特化した「VortexBox」を紹介しよう。オフィシャルサイト(http://vortexbox.org/)によると、Pentium 4/500MHz以上、メモリ512MBという比較的低スペックなシステムで動作し、余っているPCを音楽サーバにするのに最適なシステムとのことだ。最新版はFedora 11をベースにしたVortexBox 0.8である(リリースは2009年7月20日)。
FSF、「Windows 7」に対抗する「Windowsの7つの罪」運動を開始
フリーソフトウェアを支援する非営利団体、Free Software Foundation(FSF)は8月26日(米国時間)、米Microsoftの次期OS「Windows 7」に反対するキャンペーン「Windows 7 Sins」(Windowsの7つの罪)を開始した。主要企業に公開書簡を送ったり、専用Webサイトで情報を提供するなどして、プロプライエタリソフトの脅威について広める。
「Fedora 12」アルファ版リリース
Fedora Projectは8月25日、Linuxディストリビューションの最新版「Fedora 12」(開発コード名「Constantine」)アルファ版を公開した。正式版に搭載される機能をすべて盛り込んだ唯一のアルファとなる。同団体のWebサイトより入手できる。
Project Vine、「Vine Linux 5」正式版を公開
Project Vineは2009年8月24日、日本語Linuxディストリビューションの最新バージョン「Vine Linux 5」正式版を公開した。従来バージョンの「4.2」(2007年12月公開)から約2年半ぶりのメジャーバージョンアップ。新たにx86_64アーキテクチャに対応した。