台湾VIA Technologies、Linux Foundationに参加へ

 Linuxを推進する非営利団体Linux Foundationは9月8日(米国時間)、半導体メーカーの台湾VIA TechnologiesがLinux Foundationに参加することを発表した。共同で、Linuxのエコシステム成長を実現したいとしている。

 VIAは低消費電力x86プロセッサプラットフォームなどチップセット、グラフィックチップなどを提供するチップメーカー。同社技術はネットブック、ノートPC、組み込み機器と幅広く利用されており、米Hewlett-Packard、米Dell、中国Lenovoなどが採用している。

 VIAは、モバイル分野を中心にLinuxの重要性が高まっているとし、Linux Foundationに参加することでエコシステム拡大を図るとしている。

 同社は昨年、Linuxグラフィックドライバをオープンソースとして公開している。今後も、Linuxコミュニティとの共同作業を通じ、ドライバ、ドキュメンテーション、ソースコードを開示することでプロセッサプラットフォームの互換性を確保していくという。

 VIAは今後、Linux Foundationのメンバーとして、9月21日に米オレゴン州で開催される「LinuxCon」、2010年4月に開催される「Linux Foundation Collaboration Summit」に参加する予定。

Linux Foundation
http://linux-foundation.org/

台湾VIA Technologies
http://www.via.com.tw/