使いやすさが特徴の「Sabayon Linux」、バージョン5.0が登場

 Linuxディストリビューション「Sabayon Linux」の開発者は10月2日、最新版「Sabayon Linux 5.0」を公開した。GNOMEとKDEの両エディションを備え、32ビットと64ビットに対応した。

 Sabayon Linuxは「Gentoo Linux」の派生で、初心者でもすぐに使える使いやすさ、デザイン、安定性を特徴とするLinuxディストリビューション。

 最新版はLinuxカーネル2.6.31をベースとし、GNOME 2.26とKDE 3.4.1を含む。容量は2GB以下という。

 デフォルトのファイルシステムとしてExt4を採用、GCC 4.4.1、Glibc 2.10、X.Org 7.5などに対応した。dmcryptによる暗号化ファイルシステム、インストーラでの複数言語対応、パッケージ管理「Entropy Framework」なども新機能となる。「OpenOffice 3.1」「XBMC 9.04.1」など同梱パッケージも最新版に更新、Compiz、Compiz Fusion、KWinなど3Dアプリケーションもすぐに使えるという。ゲーム「World of Goo」デモ版も含んだ。

 Sabayon Linux 5.0は、同社Webサイトより入手できる。

Sabayon Linux
http://sabayonlinux.org/