Project Vine、「Vine Linux 5」正式版を公開
Project Vineは2009年8月24日、日本語Linuxディストリビューションの最新バージョン「Vine Linux 5」正式版を公開した。従来バージョンの「4.2」(2007年12月公開)から約2年半ぶりのメジャーバージョンアップ。新たにx86_64アーキテクチャに対応した。
Vine Linux 5は、起動時のメモリ消費量軽減や、前バージョンの約半分の起動時間など軽量・高速が特徴。また、パッケージ管理ツール・機構を拡充。アップデートマネージャ採用してインストール作業を簡略化し、自動パッケージ生成、動的カーネルモジュール生成などの機能を盛り込んだ。
このほか、UTF-8ロケールの標準採用、Xの自動設定、ATAドライバの変更、gnome-system-toolsの廃止、ネットワーク設定のNetworkManager管理など、従来バージョンから仕様変更している。収録ソフトウェアは、コアコンポーネントにKernel-2.6.27.29、glibc-2.8、gcc-4.1.2を採用。デスクトップ環境のGNOME 2.26.3や、WebブラウザFirefox 3.5コミュニティエディションなどを収録した。
対応アーキテクチャはi386、x86_64、ppc(ppcは後日リリース予定)。Project VineのWebサイトおよびFTPミラーサイトからダウンロードできる。
Vine Linux 5リリースノート
http://trac.vinelinux.org/wiki/Vine5/ReleaseNotes
Project Vine
http://vinelinux.org/