64ビット対応など機能充実の「Slackware Linux 13」がリリース
The Slackware Linux Projectは8月27日、Linuxディストリビューションの最新版「Slackware Linux 13」を公開した。64ビットに正式対応したほか、多数の機能強化を行った。最新版は、プロジェクトのWebサイトより入手できる。
Slackware Linuxはシンプルさ、安定性、セキュリティを特徴とするLinuxディストリビューションで、バージョン13はLinuxカーネル2.6.29を採用、信頼性と高パフォーマンスを実現するという。
最大の特徴は、64ビットアーキテクチャへの正式対応。このほか、デスクトップ環境は高速・軽量の「Xface 4.6.1」と「KDE 4.2.4」を搭載し、X.Org Foundationの「X11」、Apache(httpd) 2.2.13などを含む。HAL(Hardware Allocation Layer)を利用し、システム管理者はユーザーグループ毎にUSBフラッシュドライブやUSBカメラ、MPSプレイヤーなどのハードウェアデバイスの利用を許可できるという。
また、パッケージ管理ツールが一新され、パッケージの追加、削除、更新を容易に行えるようになった。パッケージ追跡機能により、バージョン12.2から13へに容易にアップグレードできるという。OpenSSL、OpenSSH、OpenVPN、GnuPGの各暗号化接続規格にも対応、開発側では、Perl 5.10.0、Python 2.6.2Ruby 1.8.7-p174、Subversion 1.5.4、git-1.6.4を最新版に更新したほか、や「Qt」「KDevelop」などのグラフィカルライブラリ/ツールも利用できる。
The Slackware Linux Project
http://www.slackware.com/
「Slackware Linux 13」
http://www.slackware.com/getslack/