米Google、CDMAに対応した「Android 1.6 SDK」を公開

 米Googleは9月15日(米国時間)、自社携帯電話OS向けのアプリケーション開発キット最新版「Android 1.6 SDK」を公開した。CDMAに対応、画面サイズの対応も追加し、アプリケーション実装の対象を拡大した。

 Android SDK 1.6は、Android Open Source ProjectのDonutブランチをベースとしたもの。Linuxカーネル2.6.29をベースとする。

 最新版では、これまでのGSMに加えてCDMAへの対応が加わった。CVGA、WVGAなど、複数の画面解像度をフレームワークレベルでサポートしたほか、新機能「GestureBuilder」によりジェスチャーにも対応した。テキストを音声変換するエンジン「Pico」、電話内やWebから情報を検索する「Quick Search Box」も導入された。L2TPとIPSecなどVPNにも対応した。

 OSはWindows、Mac OS X、Linuxに対応、利用には「Android Development Tools(ADT)」最新版が必要となる。

 Googleによると、Android 1.6以前のバージョンで作成されたアプリケーションも動作するが、最新版で動作確認するよう推奨している。Android 1.6を搭載した携帯端末は10月にも登場予定という。

米Google
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「Android 1.6 SDK」ダウンロード
http://developer.android.com/