Linus Torvalds氏は12月3日、最新のLinuxカーネル「Linux 2.6.32」を発表した。久しぶりに「新しいファイルシステムの追加がない」リリースとなったものの、「Btrfs」の強化などが行われている。性能の改善も特徴となる。
オープンソースサポートの米OpenLogic、「CentOS」サポートサービスを提供
各種オープンソース技術の商用サービスを提供する米OpenLogicは12月1日(米国時間)、Linuxディストリビューション「CentOS」のサポートサービスを発表した。免責保証を含み価格は1サーバーあたり年間500ドル~。今後、他のLinuxディストリビューションにも拡大する計画だ。
意欲的な変更点も多数見られるFedora 12新機能レビュー

日本でもユーザーが多いLinuxディストリビューションであるFedoraの新版、「Fedora 12」がリリースされた。Fedora 12ではカーネルとしてLinux 2.6.31を搭載し、WebCamのサポート強化、次世代ビデオコーデック「Ogg Theora 1.1」の採用、オーディオ機能や電源管理の改善が行われている。今回はこのFedora 12の変更点のポイントを紹介しよう。
Ubuntuベースの「Linux Mint 8」が公開、多言語対応強化
Linux Mint開発チームは11月28日、最新のディストリビューション「Linux Mint 8」(開発コード名「Helena」)をリリースした。非英語ユーザー向けの「Universal Edition」が加わったほか、OEMインストールにも対応するなど、今後の発展に向けたリリースとなった。
米Dell、ネットブック「Mini 10v」向けにカスタマイズした「Chrome OS」を公開
米Dellの開発者は11月25日(米国時間)、米Googleが11月19日に公開したオープンソースのOS「Chrome OS」を自社ネットブック「Inspiron Mini 10v」向けにカスタマイズしたビルドを公開した。イメージファイルを専用サイトよりダウンロードできる。
軽量Linuxディストリビューション「Tiny Core 2.6」リリース
Tiny Core開発チームは11月26日、超軽量Linuxディストリビューションの最新版「Tiny Core 2.6」をリリースした。Linuxカーネル2.6をベースとし、ダイアログに変わる選択ユーティリティなど、いくつかの新機能が加わっている。
仏Ulteo、Webポータルモードが加わった仮想デスクトップ最新版
仏Ulteoは11月25日、オープンソースの仮想デスクトップ技術の最新版「Open Virtual Desktop(OVD)2.0」を発表した。アプリケーションを専用ブラウザウインドウで利用できるWebポータルモードなどの新機能が加わった。
米Google、ブラウザベースのOS「Chrome OS」を公開
米Googleは11月19日(米国時間)、WebブラウザベースのOSプロジェクト「Google Chrome OS」のソースコードを公開した。プロジェクトページでコード、早期設計情報、実験的UIなどを公開し、開発者やコミュニティの参加を呼びかけている。
ぷらっとホーム、「OpenBlockS 600」向けに専用のカスタマイズ版「Hinemos」を配信
ぷらっとホームは2009年11月18日、小型Linuxサーバ「OpenBlockS 600」向けに、専用のシステム管理管理ソフト「Hinemos Light」の配信を開始した。NTTデータが開発した「Hinemos」をOpenBlockS 600に特化したカスタマイズ版で、サブスクリプション形式で提供する。参考価格は12万8000円から。
仮想化やネットワーク管理機能が強化された「Fedora 12」リリース
Fedora Projectは11月17日(米国時間)、最新のLinuxディストリビューション「Fedora 12」を公開した。仮想化やネットワーク管理機能など、多数の機能を含む。Fedora ProjectのWebサイトより入手できる。
openSUSE project、openSUSE 11.2 正式版をリリース
米Novellが出資するopenSUSE Projectは11月12日、最新のLinuxディストリビューション「openSUSE 11.2」正式版をリリースした。プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
「Moblin v2.1」が登場、多数のバグ修正と機能強化を含む
Linux FoundationのMoblin Projectは11月4日、Linuxベースのネットブック向けOSの最新版「Moblin v2.1」をリリースした。プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
米Red Hat、異機種仮想サーバー環境を管理できる「RHEV for Servers」
米Red Hatは11月3日(米国時間)、仮想化管理技術「Red Hat Enterprise Virtualization for Servers」を発表した。WindowsとLinuxの両サーバーが混在する環境で仮想化を管理できるという。
KDEをデフォルトに採用した「openSUSE 11.2」、最後のRC版が公開
米Novellが出資するopenSUSEは10月29日、Linuxディストリビューションの次期版「openSUSE 11.2」(開発コード「Fichte」)のRC2を公開した。RC2は最後のRC版となり、次は正式版リリースとなる予定。openSUSEのWebサイトより、32ビット/64ビットのKDE版とGNOME版を入手できる。
米IBMと英Canonical、「Ubuntu」ベースのソフトパッケージを米国で提供へ
米IBMと英Canonicalは10月20日(米国時間)、Linuxデスクトップパッケージ「IBM Client for Smart Work」を米国で提供することを発表した。米Microsoftの最新OS「Windows 7」に対抗するもので、米国ユーザーからの需要に応じるとしている。
Linux Kernel Summitに合わせてLinus Torvaldsが来日
第9回Linux Kernel Summitならびに本日からのJapan Linux Symposiumに合わせて、Linus Torvalds氏(Linux創始者、Linux Foundationフェロー)が来日している。本日午前には、蝶ネクタイでおなじみのJames Bottomley氏(Novell、Linux Foundation Technical Advisory Board)も同席して記者会見を行った。
米Novell、「SUSE Linux Enterprise 10」のSP3情報を公開
米Novellは「SUSE Linux Enterprise Server(SLES) 10」「SUSE Linux Enterprise Desktop(SLED) 10」の最新の拡張機能バンドル「Service Pack 3(SP3)」のリリースノートを自社Webサイトで公開した。2008年5月にSP2を公開以来のService Packとなる。
IPA、Linuxカーネルバージョン間の互換性情報をOSS情報DBで提供
情報処理推進機構(IPA)は2009年10月14日、同機構が公開しているオープンソース情報データベース「OSS iPedia」で、Linuxカーネルバージョン間の互換性情報の提供を開始した。アプリケーション開発やOSバージョンアップ作業での互換性確認作業を省力化できるという。
完成度の高い日本語環境を提供する「Plamo Linux 4.7」レビュー

今回紹介するPlamo Linuxは、こじまみつひろ氏を中心に開発されている国産ディストリビューションだ。「Plamo」の名前の由来は、もちろんプラモデルである。その名前が示すように、「完成品」ではなく、ホビー感覚で組み上げていく楽しみを味合わせてくれるディストリビューションの1つである。
Linux Foundationが個人会員サービスを拡充、米HPなど従業員価格で購入可能に
Linuxを推進する非営利団体Linux Foundationは10月13日(米国時間)、個人会員プログラムの新しい特典を発表した。米Hewlett-Packard(HP)、米Dell、中国Lenovoのハードウェアを従業員価格で購入できるという。