Linux Torvalds氏が12月10日、Linuxカーネル3.7をリリースした。64ビット版ARMのサポートや、ハードウェアが異なるARMシステムでも同一のカーネルでブートが可能になるなど、ARM関連機能の強化などが大きな特徴となる。そのほか、SMB 2.0のサポートやファイルシステムBtrfsなども引き続き強化されている。
米Red Hat、仮想化ソリューション最新版「RHEV 3.1」を発表
米Red Hatは12月5日、仮想化ソリューションの最新版「Red Hat Enterprise Virtualization 3.1」をリリースした。「Red Hat Storage」との統合、拡張性の強化や管理画面の一新などが特徴となる。
VFIOのサポートが加わった「QEMU 1.3」が公開
オープンソースのエミュレータ「QEMU」開発チームは12月3日、最新版となる「QEMU 1.3」をリリースした。Linux 3.6で導入されたVFIOサポートやLLVMでのコンパイルサポートなどが行われている。
スマートフォンやタブレットからLinuxにアクセスできるリモートデスクトップソフトウェア「Splashtop Streamer」
米SplashtopがPCへのリモートアクセスを可能にするソフトウェア「Splashtop Streamer for Linux」を公開した。すでにWindowsおよびMac版がリリースされている「Splashtop Streamer」のLinux版で、Ubuntu 12.04に対応する。これを利用することで、AndroidやiOS端末からUbuntuが動くコンピュータにリモートアクセスできる。
Xenベースの仮想化プラットフォーム「Xen Cloud Platform 1.6」がリリース
Xen.orgは11月27日(英国時間)、オープンソースの仮想化ソフトウェア「Xen Cloud Platform 1.6」をリリースした。プロジェクトのWebサイトより入手できる。
米Red HatがPaaS「OpenShift」を製品化へ、「OpenShift Enterprise」を発表
米Red Hatは11月27日、Platform as a Service(PaaS)型のクラウドサービス「OpenShift Enterprise」を正式発表した。これまではベータプロジェクトとしてサービスやソフトウェアが提供されていたが、今後はRed Hatの正式な製品として提供されるようになる。
Javaで実装されたオープンソースのテキストエディタ「jEdit 5.0.0」リリース
jEditプロジェクトは11月22日、Javaで実装されたオープンソースのテキストエディタ「jEdit 5.0.0」をリリースした。マクロ機能や機能を拡張できるプラグイン機構など多数の機能を持つテキストエディタで、WindowsやMac OS X、Linux、OS/2、VMS、各種UNIXなどで動作する。
近年人気上昇中のLinuxディストリビューション「Linux Mint 14」リリース、デスクトップ環境の強化などが行われる
Linux Mint開発チームは11月20日、Linuxディストリビューション「Linux Mint」の最新版「Linux Mint 14」(開発コード「Nadia」)をリリースした。
TwitterやFacebookもサポートするIMクライアント「Instandbird 1.3」リリース
オープンソースのインスタントメッセンジャー(IM)「Instandbird」を開発するThe Instantbird Teamは11月16日、最新版「Instantbird 1.3」を公開した。Twitterサポートの強化などが特徴となる。
Oracle、Red Hat Enterprise Linuxのカーネルに加えられた個別の修正を公開するGitリポジトリ「RedPatch」を公開
米OracleのKspliceチームは9日、米Red HatがRed Hat Enterprise Linux(RHEL)でLinuxカーネルに加えた修正を個別に確認できるGitリポジトリを提供する「RedPatch」プロジェクトを公開した。
Do Not Trackサポートが追加された「Chrome 23」リリース
米Googleは11月6日、「Chrome 23.0.1271.64」(Chrome 23)をリリースした。Webサイトによる行動追跡を拒否するための仕組みである「Do Not Track(DNT)」のサポートなどが特徴となる。
Webブラウザ上で動作するターミナルエミュレータ「Gate One 1.1」リリース
Liftoff Softwareは11月1日、Webブラウザ上で動作するターミナルエミュレータ「Gate One 1.1」をリリースした。HTML5で実装されており、WebブラウザやPCに特別なプラグインなどをインストールせずに利用できるのが特徴。SSHクライアント機能も搭載し、マルチユーザ/マルチセッション機能なども備えている。
Linux Foundation、米HPがプラチナ、Citrixはゴールドメンバーにアップグレードしたことを報告。新規加入者も発表
非営利団体Linux Foundationは11月5日(スペイン時間)、新規加入企業4社とともに、既存メンバーである米Hewlett-Packard(HP)、米Citrix Systemsの2社がそれぞれのメンバーシップをアップグレードしたことを発表した。HPは最上位のプラチナメンバーとなる。
仮想化API libvirt 1.0.0リリース、プロジェクト誕生7周年を記念
仮想環境管理APIを開発するLibvirtプロジェクトの創始者Daniel Berrange氏は11月2日、「libvirt 1.0.0」をリリースした。プロジェクト誕生から7周年を記念したリリースということで、小規模な変更が中心のリリースとなっている。
Linux向けシステム・サービス起動ツール「systemd 195」がリリース
Linux向けシステム・サービスマネージャのsystemd開発チームは10月22日、最新版「systemd 195」をリリースした。次期「Fedora 18」に搭載されるリリースとなる予定という。
スタート画面が加わった「KDevelop 4.4」がリリースされる
KDevelop開発チームは10月23日、オープンソースの統合開発環境「KDevelop 4.4.0」をリリースした。スタートページが加わり、スムーズに作業を開始できるようになったという。
X11の置き換えを目指すディスプレイサーバー「Wayland 1.0.0」がリリース
ディスプレイサーバー開発プロジェクト「Wayland」のKristian Hogsberg氏は10月22日、「Wayland 1.0.0」およびそのリファレンス実装「Weston 1.0.0」を公開した。ディスプレイサーバーとしての基本的な機能がそろい、今後の開発に向けたベースになるリリースという。
検索機能などやクラウド対応が強化された「Ubuntu 12.10」(Quantal Quetzal)、ついにリリース
英Canonicalは10月18日(英国時間)、Linuxディストリビューション「Ubuntu 12.10」(コードネーム「Quantal Quetzal」)をリリースした。オンライン検索機能の改良やWebアプリケーションを一般的なアプリケーションのように利用できる「Web apps」、検索結果のプレビュー機能の強化などが特徴となる。
サーバー管理ツール「Juju」向けのWeb UI「Juju GUI」、OpenStackクラウドの実装や管理にも対応
英Canonicalは10月16日、サーバー管理ツール「Juju」をWebブラウザから操作できる「Juju GUI」をリリースした。Jujuによるサーバー管理をGUIで容易に行えるという。
米Googleがカラム型データベース向けクエリエンジンライブラリ「Supersonic」を公開
米Googleは10月15日、データ集計ライブラリ「Supersonic Query Engine」をオープンソースソフトウェアとして公開した。行と列を持つ表形式のデータに対しソートや集計などの操作を行うためのライブラリで、さまざまなデータ処理プロジェクトのバックエンドとして活用できるという。CPUのキャッシュを有効活用するアルゴリズムやSIMD命令およびベクトル化の利用により、「超高速」(ultra-fast)に処理できるとうたっている。