Linux 3.7リリース、目玉はARMアーキテクチャサポートの強化

 Linux Torvalds氏が12月10日、Linuxカーネル3.7をリリースした。64ビット版ARMのサポートや、ハードウェアが異なるARMシステムでも同一のカーネルでブートが可能になるなど、ARM関連機能の強化などが大きな特徴となる。そのほか、SMB 2.0のサポートやファイルシステムBtrfsなども引き続き強化されている。

スマートフォンやタブレットからLinuxにアクセスできるリモートデスクトップソフトウェア「Splashtop Streamer」

 米SplashtopがPCへのリモートアクセスを可能にするソフトウェア「Splashtop Streamer for Linux」を公開した。すでにWindowsおよびMac版がリリースされている「Splashtop Streamer」のLinux版で、Ubuntu 12.04に対応する。これを利用することで、AndroidやiOS端末からUbuntuが動くコンピュータにリモートアクセスできる。

Webブラウザ上で動作するターミナルエミュレータ「Gate One 1.1」リリース

 Liftoff Softwareは11月1日、Webブラウザ上で動作するターミナルエミュレータ「Gate One 1.1」をリリースした。HTML5で実装されており、WebブラウザやPCに特別なプラグインなどをインストールせずに利用できるのが特徴。SSHクライアント機能も搭載し、マルチユーザ/マルチセッション機能なども備えている。

Linux Foundation、米HPがプラチナ、Citrixはゴールドメンバーにアップグレードしたことを報告。新規加入者も発表

 非営利団体Linux Foundationは11月5日(スペイン時間)、新規加入企業4社とともに、既存メンバーである米Hewlett-Packard(HP)、米Citrix Systemsの2社がそれぞれのメンバーシップをアップグレードしたことを発表した。HPは最上位のプラチナメンバーとなる。

検索機能などやクラウド対応が強化された「Ubuntu 12.10」(Quantal Quetzal)、ついにリリース

 英Canonicalは10月18日(英国時間)、Linuxディストリビューション「Ubuntu 12.10」(コードネーム「Quantal Quetzal」)をリリースした。オンライン検索機能の改良やWebアプリケーションを一般的なアプリケーションのように利用できる「Web apps」、検索結果のプレビュー機能の強化などが特徴となる。

米Googleがカラム型データベース向けクエリエンジンライブラリ「Supersonic」を公開

 米Googleは10月15日、データ集計ライブラリ「Supersonic Query Engine」をオープンソースソフトウェアとして公開した。行と列を持つ表形式のデータに対しソートや集計などの操作を行うためのライブラリで、さまざまなデータ処理プロジェクトのバックエンドとして活用できるという。CPUのキャッシュを有効活用するアルゴリズムやSIMD命令およびベクトル化の利用により、「超高速」(ultra-fast)に処理できるとうたっている。