さくらの専用サーバとOpenStackで作るプライベートクラウド

 専用サーバーサービスが共用サーバーやVPSサービスと大きく異なる点として、サーバー上で仮想マシンを動かせる点がある。これは最近増えている利用形態であり、オープンソースのツール群も整ってきている。そこで本記事では「さくらの専用サーバ エクスプレスG2シリーズ」に「OpenStack」という仮想化環境管理ツールを導入し、専用サーバーをいわゆるプライベートクラウドのように利用するための手順を紹介する。

SSDやioDriveの実力はいかほど? 「さくらの専用サーバ エクスプレスG2シリーズ」を試す

 さくらインターネットのレンタルサーバー「さくらの専用サーバ エクスプレスG2シリーズ」は、4コアCPUのサーバーをリーズナブルな価格で利用できることに加え、SSDやioDriveといった高速なストレージを選択できるのが特徴だ。これら高速ストレージの実力はいかほどなのか、ベンチマークテストでその能力をチェックしていく。

「OpenStack 2012.10(Folsom)」リリース、「Quantum」などがコアコンポーネントに昇格

 OpenStack Foundationは9月27日(米国時間)、オープンソースのクラウドプラットフォームOpenStackの最新版「OpenStack 2012.2」(コードネーム「Folsom」)を公開した。仮想ネットワーク管理サービス「Quantum」やボリュームストレージサービス「Cinder」がコアプロジェクトに昇格するなどの変更が加えられている。

HTMLの知識さえあれば簡単に独自のサイトを構築可能、コンテンツ管理システムXOOPS――SourceForgeが選ぶ今月のプロジェクト

 米SourceForgeでは毎月1つのプロジェクトを投票で選び、「Project of the Month(今月のプロジェクト)」の栄冠を与えている。2012年8月に選ばれたプロジェクトは、コンテンツ管理システムXOOPSだ。以下では、その開発者に対するインタビューの模様をお伝えする。

クラウドインフラシステムをオープンソースで提供するOpenStack、非営利団体「The OpenStack Foundation」に移管

 オープンソースのクラウド基盤「OpenStack」の創設者でもある米RackSpace Hostingは9月19日、OpenStackプロジェクトの管理とすべての資産をThe OpenStack Foundationに移管したことを発表した。OpenStack Foundationは今後独立した非営利団体として活動し、「LinuxとThe Linux Foundationのような関係」を目指すという。

nginxベースの高速なWordPress環境をお名前.comのVPSで構築

 Webサイトやブログサイトを運営する際に使うCMS(コンテンツマネジメントシステム)として定番となっているWordPressは、ApacheとPHP、MySQLといった環境で利用するのが一般的だ。しかし、この構築環境は軽量とは言いがたいため、アクセスが多いサイトの場合サーバーリソースを潤沢にするか、バックエンドのチューニングが必須だ。そこで動作が軽く、プロキシサーバーとしても利用可能なWebサーバー「nginx」を使い、非常に高速なWordPress環境を構築する方法を紹介しよう。年額1万円未満で利用可能な「お名前.comのVPS 1GBプラン」でも、かなり実用的なWebサーバー環境が構築できる。

TeXの問題点を解決する開発環境を目指す!開発者に聞く:高機能なTeX・LaTeXコードエディタTeXstudio編

 TeXstudioは、組版処理言語であるTeXやLaTeXによる文書作成を支援するマルチプラットフォーム対応エディタだ。TeXやLaTeXでは独自のコマンドを文書中に埋め込むことで段組や表の作成、テキストの装飾などを行うが、TeXstudioはこれらのコマンドをハイライト表示する機能やコマンドを補完する機能などを搭載している。このTeXstudioの開発者に、TeXstudioの機能や今後の新機能などについて話を聞いた。