マルチメディアライブラリ「FFmpeg」の開発チームは9月28日、新しいメジャーリリースとなる「FFmpeg 1.0」(開発コード「Angel」)を公開した。多数の新機能追加やバグフィックスが行われている。
Linux 3.2系をベースとした「Slackware 14」がリリース
The Slackware Linux Projectは9月28日、Linuxディストリビューション「Slackware」の最新版「Slackware 14」をリリースした。約2年1か月ぶりの安定版リリースで、Linuxカーネル3.2系の採用や新技術の搭載など、多数の改良や強化が加えられている。
ハイブリッドスリープやBtrfs強化を特徴とするLinuxカーネル3.6がリリース
9月30日、Linuxカーネル3.6がリリースされた。Btrfsへの新機能追加やハイバネーション機能の実装、ネットワーク機能の改善などが特徴となる。
さくらの専用サーバとOpenStackで作るプライベートクラウド

専用サーバーサービスが共用サーバーやVPSサービスと大きく異なる点として、サーバー上で仮想マシンを動かせる点がある。これは最近増えている利用形態であり、オープンソースのツール群も整ってきている。そこで本記事では「さくらの専用サーバ エクスプレスG2シリーズ」に「OpenStack」という仮想化環境管理ツールを導入し、専用サーバーをいわゆるプライベートクラウドのように利用するための手順を紹介する。
SSDやioDriveの実力はいかほど? 「さくらの専用サーバ エクスプレスG2シリーズ」を試す

さくらインターネットのレンタルサーバー「さくらの専用サーバ エクスプレスG2シリーズ」は、4コアCPUのサーバーをリーズナブルな価格で利用できることに加え、SSDやioDriveといった高速なストレージを選択できるのが特徴だ。これら高速ストレージの実力はいかほどなのか、ベンチマークテストでその能力をチェックしていく。
「OpenStack 2012.10(Folsom)」リリース、「Quantum」などがコアコンポーネントに昇格
OpenStack Foundationは9月27日(米国時間)、オープンソースのクラウドプラットフォームOpenStackの最新版「OpenStack 2012.2」(コードネーム「Folsom」)を公開した。仮想ネットワーク管理サービス「Quantum」やボリュームストレージサービス「Cinder」がコアプロジェクトに昇格するなどの変更が加えられている。
HTMLの知識さえあれば簡単に独自のサイトを構築可能、コンテンツ管理システムXOOPS――SourceForgeが選ぶ今月のプロジェクト
米SourceForgeでは毎月1つのプロジェクトを投票で選び、「Project of the Month(今月のプロジェクト)」の栄冠を与えている。2012年8月に選ばれたプロジェクトは、コンテンツ管理システムXOOPSだ。以下では、その開発者に対するインタビューの模様をお伝えする。
オープンソースのマルチメディアフレームワーク「GStreamer 1.0」がリリース
9月24日、オープンソースのマルチメディアフレームワーク「GStreamer 1.0」が公開された。エンドユーザーをターゲットにした初の安定版となる。
SLESとRHELを管理できる「SUSE Manager 1.7」リリース
米The Attachmate Group傘下のSUSEは9月19日(米国時間)、Linux環境向け統合システム管理ソリューション「SUSE Manager 1.7」をリリースした。セキュリティの強化、PostgreSQLサポートなどが特徴となる。
クラウドインフラシステムをオープンソースで提供するOpenStack、非営利団体「The OpenStack Foundation」に移管
オープンソースのクラウド基盤「OpenStack」の創設者でもある米RackSpace Hostingは9月19日、OpenStackプロジェクトの管理とすべての資産をThe OpenStack Foundationに移管したことを発表した。OpenStack Foundationは今後独立した非営利団体として活動し、「LinuxとThe Linux Foundationのような関係」を目指すという。
米Oracle、仮想マシン管理やネットワークを強化した「Oracle VM VirtualBox 4.2」リリース
米Oracleは9月13日(米国時間)、オープンソースの仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox 4.2」をリリースした。ユーザーインターフェイスの改善、ネットワーク機能の強化などが特徴となる。ソースコードはGPLv2ライセンスで公開されている。
nginxベースの高速なWordPress環境をお名前.comのVPSで構築

Webサイトやブログサイトを運営する際に使うCMS(コンテンツマネジメントシステム)として定番となっているWordPressは、ApacheとPHP、MySQLといった環境で利用するのが一般的だ。しかし、この構築環境は軽量とは言いがたいため、アクセスが多いサイトの場合サーバーリソースを潤沢にするか、バックエンドのチューニングが必須だ。そこで動作が軽く、プロキシサーバーとしても利用可能なWebサーバー「nginx」を使い、非常に高速なWordPress環境を構築する方法を紹介しよう。年額1万円未満で利用可能な「お名前.comのVPS 1GBプラン」でも、かなり実用的なWebサーバー環境が構築できる。
オープンソースのエミュレータ「QEMU 1.2」リリース
QEMU開発チームは9月5日、オープンソースの汎用エミュレータ「QEMU 1.2」をリリースした。x86環境上で非x86のハードウェアをエミュレートしたり、逆に非x86環境上でx86ハードウェアをエミュレートすることができる。
openSUSE 12.2リリース、Linuxカーネルはバージョン3.4を採用
openSUSE.orgは9月5日、LinuxディストリビューションopenSUSEの最新版「openSUSE 12.2」をリリースした。Linuxカーネル3.4を採用、性能の改善などが特徴となる。
Xenべース仮想マシンを利用したセキュリティ指向デスクトップOS「Qubes 1.0」が登場
ポーランドInvisible Things Lab(ITL)は9月3日、強固なセキュリティを特徴とするLinuxベースのOS環境「Qubes 1.0」を公開した。アプリケーションや作業ごとに異なる仮想マシンでアプリケーションを動作させることで高いセキュリティを確保するという。
米Twitter、Linux Foundationに加入
Linuxを推進する非営利団体Linux Foundationは8月25日、米Twitterが同団体へ参加することを明らかにした。TwitterはLinuxなどオープンソース技術を多く利用しており、自社で開発した技術も積極的にオープンソース化しているほか、Apache Software Foundation(ASF)への出資も行っている。
安定性と品質を強化した「KDE SC 4.9」がリリース、Qt 5に向け準備へ
The KDE Communityは8月1日、デスクトップ環境「KDE Software Compilation 4.9(KDE SC 4.9)」をリリースした。新機能の追加だけでなく安定性やパフォーマンスの強化もおこなわれており、開発者らは「過去最高のリリース」と評している。
GNOMEの代替を目指すデスクトップ環境「MATE」、バージョン1.4がリリースされる
7月30日、デスクトップ環境「MATE」の最新版「MATE 1.4」がリリースされた。MATEはLinux Mintなどで採用されているデスクトップ環境で、安定性の高さやシンプルなデザインが特徴。
「NetBeans IDE 7.2」リリース、パフォーマンスや機能の強化により使い勝手が向上
米Oracleは7月24日(米国時間)、オープンソースの統合開発環境(IDE)「NetBeans IDE 7.2」をリリースした。「FindBugs」の統合などによって生産性を強化したほか、PHP 5.4のサポートなど言語サポートも強化されている。NetBeansのプロジェクトページより入手できる。
TeXの問題点を解決する開発環境を目指す!開発者に聞く:高機能なTeX・LaTeXコードエディタTeXstudio編

TeXstudioは、組版処理言語であるTeXやLaTeXによる文書作成を支援するマルチプラットフォーム対応エディタだ。TeXやLaTeXでは独自のコマンドを文書中に埋め込むことで段組や表の作成、テキストの装飾などを行うが、TeXstudioはこれらのコマンドをハイライト表示する機能やコマンドを補完する機能などを搭載している。このTeXstudioの開発者に、TeXstudioの機能や今後の新機能などについて話を聞いた。