Webブラウザ上で動作するターミナルエミュレータ「Gate One 1.1」リリース

 Liftoff Softwareは11月1日、Webブラウザ上で動作するターミナルエミュレータ「Gate One 1.1」をリリースした。HTML5で実装されており、WebブラウザやPCに特別なプラグインなどをインストールせずに利用できるのが特徴。SSHクライアント機能も搭載し、マルチユーザ/マルチセッション機能なども備えている。

 Gate OneはVT52やVT100、linux、xtermなどのエミュレーション機能を持つターミナルエミュレータ(仮想ターミナル)。サーバーサイドはPython、クライアントサイドはHTMLおよびJavaScriptで実装されており、WebブラウザからGate Oneサーバーを実行させているサーバーに接続することでターミナルエミュレーターやSSHクライアント機能を利用できる。コピー&ペーストや画面キャプチャの取得、ヒストリ機能、テーマやプラグインによるカスタマイズ機能など、ターミナルエミュレータとして十分な機能を持ち、またsyslogを使ったセッションログの記録やKerberosやActive Directory、Googleアカウントを使った認証など、管理機能も豊富だ。

 Gate One 1.1では、パフォーマンスの向上やセキュリティの向上、ターミナルエミュレーションの改良、モバイルブラウザサポート、Internet Explorer 10サポートなどが追加されているという。

 Gate OneはLiftoff SoftwareのWebサイトなどから入手できる。ライセンスはAGPLv3もしくは商用ライセンス(1ユーザーあたり21ドル)のデュアルライセンス。

Gate Oneを使ったSSH接続画面
Gate Oneを使ったSSH接続画面

Gate One
http://liftoffsoftware.com/Products/GateOne

Gate OneのGitリポジトリ
https://github.com/liftoff/GateOne/

Liftoff Software
http://liftoffsoftware.com/