MySQL Enterprise版ソースコードのtarボール配布が終了

 先に行われたMySQLを有料版と無料版に分割するというアナウンスから1年を待たずして同社からひっそりと漏れ出てきたのは、MySQL Enterprise Server版ソースコードのtarボール形態での配布が終了されるというニュースである。Enterprise Serverのコードに関してGNU General Public License(GPL)が適用され続けられる点に変更はないが、MySQLとしては同ソースコードへのアクセスをカスタマ以外には困難にしようとしているのである。

Microsoft、シェアード・ソース・ライセンスをOSIに承認申請へ――目的はオープンソース・ライセンスとしての“お墨付き”

 米国Microsoftは先週、自社ソフトウェアの一部で使用しているソフトウェア・ライセンスを非営利団体OSI(Open Source Initiative)に提出する計画を明らかにした。オープンソース・ライセンスとしてのお墨付きを得るという同社の計画に対し、オープンソース業界の反応は、これまでのところおおむね好意的だ。

バックナンバー:いよいよ正式版リリースへ、GPLv3

 米国時間の6月29日、フリーソフトウェア財団(FSF:Free Software Foundation)はGPLv3(Gnu General Public License Version 3)の正式版をリリースする予定である。当初予定されていなかった第4ドラフトをはさんだためリリースが遅れたが(2007年1~3月ごろの予定だった)、2005年末から長らく続けられてきた改訂作業にもようやく終止符が打たれることになる。

XMPツールキットのライセンスをAdobeが完全にオープン化

 AdobeからExtensible Metadata Platform(XMP)ツールキットの新バージョンがリリースされたが、今回のバージョンでは適用するオープンソースライセンスについての変更が施されており、同ツールキットのコードを各種フリーソフトウェアで使用することが正式に認められることになった。XMPとは、デジタル画像およびマルチメディア用メタデータを扱うためにAdobeが開発したXMLベースの規格である。

Microsoft、SamsungによるLinux技術の使用に合意する

 Computerworldに先日掲載された記事によると、MicrosoftとSamsungとの間でクロスパテントに関する新たな合意が結ばれ、その中では特にMicrosoftが言うところのLinuxの使用により侵害されているパテント(特許)について、(具体的にどのパテントが該当するかを特定することはないものの)それらをSamsung側が自由に使用する権利を与えることが謳われているそうだ。またその見返りとしてMicrosoft側には、Samsungの特許ポートフォリオに関する広範な権利が与えられるとのことである。

Swiftfoxのライセンスは、オープンソース系ブラウザに対する背信行為か?

 SwiftfoxはFirefoxをベースとしたブラウザの一種であるが、両者の間には1つの大きな隔たりがある。つまりSwiftfoxのライセンスは第三者による再パッケージングや再配布を禁じているため、Swiftfoxを友人に直接手渡したり、Linuxディストリビューションのリポジトリに登録することはできないのだ。

FSFによるLGPL新規ドラフトのリリース

 Free Software Foundationから先日、GNU Lesser General Public License(LGPL)第3版の第2ドラフトがリリースされた。今回の新規ドラフトでは全体的な改訂が施された他、LGPLとGPL(GNU General Public License)との連携の強化、新たな“linked version”(リンクされたバージョン)という概念の導入、結合著作物(combined work)の頒布に関する条件の追加が行われている。

イスラエルのGPL関連訴訟に提出された抗弁書

 イスラエル法廷におけるGNU一般公衆利用許諾書(GPL)の意義を問おうとするJin対IChessUの訴訟事件は、被告のIChessUが詳細な抗弁書を提出したことで、略式裁判手続きから通常の裁判へと移行し、これにより審理は長期化し、考えられる裁決に一切の制限がなくなる。だが、FOSSコミュニティにとってもっと重要な点は、今や訴訟の行方がGPLの解釈、またはイスラエル著作権法の下でのGPLの有効性のいずれかにかかっているように思われることだ。

Stallman氏とTorvalds氏、NovellがGPLv3についてコメント――「GPLv2の実用的な代替案になるだろう」(Torvalds氏)

 先日公開されたGNU一般公衆利用許諾契約書バージョン3(GPLv3)のドラフト第3版に対し、相次いでコメントが寄せられている。これまでのところ、フリーソフトウェア財団(FSF)の創立者Richard M. Stallman氏、Linuxの生みの親Linus Torvalds氏、Novellのグローバル広報ディレクタBruce Lowry氏の意見が届いている。彼らの反応からは、いくつかの新たな観点と、コンセンサスの形成に向けて考えられる少なくとも1つの動きが浮き彫りになる。同時に、このドラフトをめぐって数日後に始まる議論の行方を決定づけそうな論点も明らかにされている。

ロイターによる再度の誤報に意見する

 ロイターから配信されたニュースによると“Linux陣営”(Linux camp)なる存在が現在、MicrosoftとNovellとの提携に対して“妨害工作”を画策しているそうだ。1つ不思議に思うのだが、ロイターという会社は、Linuxコミュニティに関する虚報を流すことに何か特別な意図を持っているのか、あるいはそうではなくLinuxコミュニティのことを根本的に誤解していてそれを正す意思がないのか、いったいどちらなのだろう……。

FSFがGPLv3策定の最終段階を変更

 フリーソフトウェア財団(FSF:Free Software Foundation)は、GNU一般公衆利用許諾契約書のバージョン3(GPLv3)を策定する最終プロセスの変更を進めている。FSFの常任理事Peter Brown氏は、この変更の理由として、次のドラフトにおける改訂範囲が広いことと、策定の正念場を迎えるにあたって「FLOSSコミュニティに改めてこのプロセスに関わってもらう」必要があることを挙げている。なお、今回の改訂内容は、最近のNovellとMicrosoftとの協定によって持ち上がった問題や、特許とデジタル著作権管理(DRM)に関わる言い回しについてコミュニティから提起された問題に対処するものになる。

オープン・フォント・ライセンスSILの改訂版がリリース

 リテラシーと少数言語の研究・保存に取り組む非営利団体SIL Internationalが、SIL Open Font License(OFL)バージョン1.1のリリースを発表した。OFL-Discussを含む複数のメーリング・リスト上で交わされた数か月にわたる議論を踏まえ、ライセンスの文言が明確化され、特にフォントの埋め込みと予約フォント名の許容が明文化されている。

AdobeのFlash開発者はサウジアラビアから学ぶ必要がある

 ビデオの分野においてオープンソース開発者が解決すべき最大の問題は、ビデオ編集用ソフトウェアの完成度翻訳記事)にあるのではなく、現在Adobe Flashの独占状態にあるインターネット上のビデオ配布方法にある。Flashがインターネット上でビデオを配布する方法として最も人気があることには、それ相応の理由がいくつもある。しかしFlash 8のリリース時にMacromedia社(後にAdobe社が買収)は、プロプライエタリなビデオ圧縮コーデックを選択するという実に愚かな決定を下した。そしてその決定のために「Flashのフリーな代替物」が、今や「あれば良いもの」という存在にとどまらず「なくてはならないもの」となってしまった。