KDE Communityは3月4日、オープンソースのUNIX/Linux向けデスクトップ環境の最新版「KDE 4.2.1」(開発コード名「Cream」)をリリースした。バージョン4.2系では初の翻訳・サービスリリースとなるほか、「Okular」「Kopete」などいくつかの機能が強化されている。
KDE Community、「KDE 4.2」をリリース
KDE Communityは1月27日、オープンソースのデスクトップ環境「KDE 4.2」正式版をリリースした。ソースコードとバイナリを同コミュニティのWebサイトからダウンロードできる。
Konquerorの右クリックメニューに独自項目を追加する方法
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KDEのKonquerorはきわめて多機能な万能型ツールだ。ファイルマネージャとWebブラウザを兼ねており、サービスメニューを使って新しいコマンドを追加することもできる。追加したコマンドは、Konquerorでファイルを右クリックしたときにコンテキストメニューに表示される。この記事では、サービスメニューを作成して独自のコマンドを追加する方法を見ていくことにしよう。
KDE、「KDE 4.2」RC版と「KDE 4.1.4」をリリース
KDE Communityは1月13日、オープンソースのデスクトップ環境の最新版「KDE 4.2」リリース候補(RC)版と「KDE 4.1.4」を発表した。バージョン4.2の正式版は、1月27日に発表する予定だ。
「Amarok 2.0」がリリース、KDE 4に対応
Linux向けの音楽プレイヤー「Amarok」を開発するAmarok Projectは12月10日、最新版「Amarok 2.0」をリリースした。「KDE 4.0」を採用し、ユーザーインターフェイスを全面的に書き換えた。主要Linuxディストリビューションに対応、同プロジェクトのページよりダウンロードできる。
KDE、「KDE 4.2」べータ版リリース
KDE Communityは11月26日、オープンソースのデスクトップ環境の最新版「KDE 4.2」ベータ版をリリースした。バイナリパッケージを同コミュニティのWebサイトよりダウンロードできる。ウィジェット「Plasma」などが強化されている。
マウスジェスチャを設定するEasyStrokeとGestikk
どういうわけかマウスジェスチャーはデスクトップユーザーに今一つ受け入れられていない。マウスの動きでコマンドを開始したりキーの組み合わせをシミュレートしたりするという操作法は、マウスとキーボードの間でしょっちゅう手を動かしたくない人や、身体的な理由でタイピングに不自由を感ずる人に向いている。だがマウスジェスチャーのことを知らないユーザーはいまだ多く、需要はほとんどないように見える。KDE 4のリリースが開始されて9ヶ月経つのに、KDEは初期のバージョンのデスクトップにおいてマウスジェスチャー機能を使えるようにしたところのソフトウェアや設定をまだ何も実装していない。一方、GNOMEはどうかと言えば、Mouse Preferences → Accessibilityタブで限られたジェスチャ機能を利用できるに過ぎず、それ以上のものはまだ何も用意されていない。こうした事情から、最近リリースされた Easystroke と Gestikk はデスクトップの付加機能として大いに期待が持てる。操作と作りはどちらも似ており、マウスジェスチャーをセットアップして管理するツールとして、そこそこ使える水準に達している。
KOffice 2.0ベータ版パート2:グラフィックスおよびチャート作成プログラム
機能の向上を期待させるKOffice 2.0ベータ版
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KOfficeは長い間、主要なオフィスアプリケーションを追う位置にあった。もう開発に何年もかけているにもかかわらず、機能的にはまだOpenOffice.orgに及ばないが、十分に完全な機能を有しており、愛用者コミュニティも存在する。今回のベータ第1版からは、KOffice 2.0はまだOpenOffice.orgなどの競合するフリーソフトウェアに匹敵するレベルにはならないものの、そのレベルに向けた大きな一歩を踏み出していることがうかがえる。
KDE、4.1.2をリリース
KDE Communityは10月3日、デスクトップ環境の最新版「KDE 4.1.2」をリリースした。月例のメンテナンス・バグ修正アップデートで、同社Webサイトよりダウンロードできる。
KDEメニューの聖杯を手にしたLancelot
KDE 4が生まれてから約8ヵ月が過ぎ、既にメインメニューを3つの選択肢から選べるようになった。以前はデフォルトのKickoff(これはメニューツリー内を不器用に移動する代物)を使うか、使い慣れた(しかし扱いにくい)クラシックメニューに戻るしかなかったが、今ここに Lancelot が初のフルリリースを迎えた。他の2つの選択肢の弱点を解消し、全面的にモダンなメニューをKDE 4に与える新しい選択肢である。
開発者とユーザをつなぐKDEのCommunity Working Group
KDE 4が散々な評価を受けた(翻訳記事)ことでKDEプロジェクトが得た教訓の1つが、ユーザの声をもっとよく聞く必要があるということだった。その具体策の1つとして、先日終了したKDEの年次コンファレンスAkademyで発表されたのが、Community Working Group(CWG)の新設だ。発表によると、CWGの目的は、「ユーザのニーズを開発者に伝えたり、開発者の意向や計画をユーザに伝えたりなど、ユーザと開発者の意思疎通を集約する」ことだという。設立作業が進められているCWGの今後の見通しについて、CWGの初期メンバ5人の中から、Anne Wilson氏とJuan Carlos Torres氏に話を聞いた。