「Python 3.0」は2008年3月にベータ版登場の見込み――3.0への移行支援を担う「Python 2.6」も同時開発中

 プログラミング言語「Python」のバージョンアップ版「Python 2.6」と「Python 3.0」の開発作業が同時並行で進められており、いずれも2008年に登場する見込みだ。Pythonの知的財産権の管理と普及推進を行うPython Software Foundationの幹部が11月21日に明らかにした。

“ハイパーバイザ・バトル”を制するのはだれ?――白熱する仮想化市場

 ここにきて、さまざまなベンダーから一斉にハイパーバイザの新技術/製品が発表されたことで、仮想化市場における競争は過熱の一途をたどりつつある。ここでは、「VMware vs.その他(Xenベース)のベンダー」の図式で繰り広げられる戦いの全容を紹介するとともに、その行方を探ってみることにしたい。

Open XMLのISO承認獲得に立ちはだかるハードル――3,522の条件クリアが必要

 宗教改革の父・マーティン・ルター(Martin Luther)は、「95箇条の論題」をドイツ国内のカソリック教会に張り紙して回ったという。米国Microsoftが国際標準化を目指している文書フォーマット「Office Open XML(OOXML)」には、ルターによる95件の反対意見など問題にならない険しい道のりが待っているようだ。

NECが仮想化環境の管理ソフトを発表、VMwareとXenを一元管理可能に――マイクロソフトのHyper-Vとの統合/仮想マシンのコンバートも視野

 NECは11月21日、異なる仮想化環境を一元管理できる運用管理ソフトウェア「WebSAM SigmaSystemCenter 2.0」を、2008年1月末に提供開始すると発表した。同ソフトにより、サーバ仮想化ソフト「VMware ESX Server」および「Citrix XenServer Enterprise Edition」を単一コンソールで管理可能となる。価格は100万円から。

Mozilla、「Firefox 3.0」のベータ1をリリース――特徴はGecko 1.9/ブックマーク・履歴管理機能/セキュリティの強化

 米国Mozillaは11月20日、Webブラウザ「Firefox」の次期バージョン「Firefox 3.0」のベータ第1版をリリースした。3.0では、新しいHTMLレンダリング・エンジン「Gecko 1.9」やブックマーク/履歴管理機能「Places」が利用可能になり、セキュリティも大幅に強化される。

Business Objects幹部が語る――買収後の戦略とBIの未来像

大手ベンダーによるビジネス・インテリジェンス(BI)ベンダーの買収が続くなか、日本Business Objectsはプライベート・イベント「Business Objects Insight Japan 07 Fall」を11月7日に開催した。編集部では、同イベントのために来日したBusiness Objectsのシニア・バイスプレジデントでアジア・太平洋・日本地域ジェネラルマネージャー、キース・バッジ氏にインタビューを行い、SAPによる買収の影響や、それ以降の取り組みなどについて話を聞いた。

Cognos買収でささやかれるIBMの方針転換――ISVパートナーとの競争回避という方針に終止符?

 カナダのビジネス・インテリジェンス(BI)ベンダーであるCognosを50億ドルで買収する計画を、米国IBMが11月12日に発表した(関連記事)。これを受けて、「IBMは、ビジネス・アプリケーションを販売するパートナーとは競争しないとする長年の方針を転換したのではないか」との見方がアナリストの間に広がっている。

Microsoft、仮想化機能の正式名称を「Hyper-V」に決定――Windows Server 2008の価格とライセンス体系もあわせて発表

 米国Microsoftは11月12日、スペインのバルセロナで開催中の「TechEd IT Forum 2007」において、同社の仮想化ハイパーバイザ技術(開発コード名:Viridian)の正式名称を「Hyper-V」に決定したと発表した。また、2008年に発売が予定されている「Windows Server 2008」の価格とライセンス条件もあわせて発表した。