Microsoft、Windows XP SP3 RC版を配布開始

 米国Microsoftは11月20日、Windows XP Service Pack(SP)3のリリース候補(RC)版を、約1万5,000人のテスターに配布したと発表した。ほんの数日前、同社はWindows Vista SP 1のRC版を同様の対象者に配布したばかりだ(関連記事)。

 Windows XP SP 3のRTM(製造工程向けリリース)版は、2008年上半期にリリースされる予定だ。ただし同社は具体的なリリース日程を公表していない。

 Windows XP SP 3には、過去3年間に公開された1,000個以上のホット・フィックスと修正パッチのほか、少なくとも4つの新機能が盛り込まれる予定だという。

 11月20日にWindows XP SP 3 RC版の配布を明らかにした同社の広報担当者は、「(Windows XP SP 3の)RTM版は2008年上半期の出荷を目指しているが、リリースのタイミングは顧客からのフィード・バック次第だ」と語り、RTM版の出荷がずれ込む可能性があることを示唆した。また同社は「Windows XP SP 3のプレリリース版を希望者に配布する」としているが、その時期と配布対象人数は明確にしていない。

 実際、MicrosoftはWindows XP SP 3の情報公開に消極的である。Windows Vista SP 1の進捗状況を語るときも、みずからWindows XP SP 3について言及することはない。

 Microsoftは今年8月、Windows XPの正規OEMライセンスの提供を2008年1月31日に終了すると明言したが、そのわずか1カ月後にWindows XPの出荷を2008年6月30日まで継続すると発表している。

 複数のアナリストは同社のこうした姿勢について、「Windows XPの出荷延長は企業ユーザーの強い要望に押し切られた格好だが、MicrosoftはVistaへの移行促進に躍起になっている。同社がWindows XP SP 3を積極的に語らないのは、Windows XPがVista普及の“足かせ”になることを警戒しているからではないか」と分析している。

(Gregg Keizer/Computerworld オンライン米国版)

米国Microsoft
http://www.microsoft.com/

提供:Computerworld.jp