IBM、OpenOffice.orgプロジェクトに正式参加――Lotus製品のコードを提供へ

 米国IBMは9月10日、これまで留保していた「OpenOffice.org」プロジェクトへの参加を正式に表明、同オフィス・スイートに自社コードを提供すると発表した。同社では、国際標準化機構(ISO)がMicrosoftの文書フォーマット「Office Open XML(OOXML)」の標準化を否決したことが、OpenOffice.orgへの参加理由の1つだとしている。

Ajaxの名付け親、ユーザー・エクスペリエンスの重要性を強調――「ユーザーは製品との個人的なかかわりを求めている」

 Ajax (Asynchronous JavaScript and XML)という言葉の生みの親として知られるジェシー・ジェームス・ギャレット氏が先週、カリフォルニア州サンノゼで開催された「The Rich Web Experience」コンファレンス(9月6日-8日)において、ソフトウェア開発時には“ユーザー・エクスペリエンス(ユーザー体験)”を重視すべきとの論を展開した。

特許改革法案が米国下院で可決――大手ITベンダーや業界団体は歓迎の意

 米国下院は9月7日、米国の特許制度を全面改訂する特許改革法案(Patent Reform Act of 2007)を賛成225票、反対175票で可決した。同法案については、多くの民主党員をはじめ、MicrosoftやIBMなどの大手ITベンダーが支持を表明する一方、多くの共和党員、小規模発明家、一部の労働組合などが反対していた。

ニーズが高まるWeb 2.0型のオフィス・ツール――IT部門にとっての課題は、新しさゆえの管理の難しさ

 ビジネス・システムへのWeb 2.0技術の導入が進むにつれ、同技術を取り入れたオフィス・ツールを望む声が企業ユーザーの間で高まっていると、サンフランシスコで開催中の「Office 2.0 Conference」(9月5日-7日)に参加した企業は口をそろえる。だが、新しさゆえの管理の難しさを理由に、導入に難色を示すIT部門も少なくないという。

AMD、サーバ向けクアッドコア「Barcelona」を正式発表――アナリストはリリース遅延の影響を懸念

 米国AMDは9月10日、回路線幅65ナノメートル(nm)のサーバ向けクアッドコアOpteronプロセッサ「Barcelona」(開発コード名)を正式発表する。同社は8月からBarcelonaを出荷しているが、10日の記者会見で同プロセッサを正式発表し、納入先と価格、ベンチマーク・テスト結果を公表する予定だ。

仮想環境でのセキュリティを考える――ベストプラクティスを実践し、仮想マシン・プラットフォームをマルウェアから守れ

 仮想化技術が企業に本格的に普及するにつれて、仮想環境においてもセキュリティの重要性がクローズアップされるようになってきた。本稿では、仮想環境におけるセキュリティのベストプラクティスを紹介するとともに、この分野の最新技術動向をお伝えすることにしたい。

Microsoftの仮想化担当幹部、「Viridian」への批判に答える――「VMwareに追いつくための時間は十分に残されている」

 仮想化ハイパーバイザ「Windows Server Virtualization」(開発コード名:Viridian)は、Microsoftにとってきわめて重要であると同時に悩みの種でもある。当初、 Viridianは「Windows Server 2008」(同Longhorn)の一機能として提供されるはずだったが、開発の遅れから主要機能の一部が外され、現時点では同サーバのアドオンとしてリリースされることになっている。Network World オンライン編集部はこのたび、Microsoftの仮想化戦略担当ゼネラル・マネジャー、マイク・ニール氏にインタビューを行い、Viridianや仮想化ライセンスなどについて話を聞いた。

Apple、「iPhone」と同一デザインの「iPod touch」を発表――タッチ・スクリーンとWi-Fi機能を搭載。現行iPodも大幅に刷新

 米国AppleのCEO、スティーブ・ジョブズ氏は9月5日、サンフランシスコで開催中のスペシャル・イベントで、携帯音楽プレーヤ「iPod」の新製品ラインアップを発表した。中でも注目を集めたのは、タッチ・スクリーン・パネルを採用し、Wi-Fi機能を搭載した「iPod touch」だ。

Intel、業界初のMPサーバ向けクアッドコアXeonプロセッサを発表――性能、電力効率に加え仮想化機能も強化。次世代製品では新たな仮想化機能を実装

 Intelは9月5日、マルチプロセッサ(MP)・サーバ向けとしては業界初となるクアッドコアXeonプロセッサの7300番台を発表し、同日から提供を開始した。デュアルコアCPUに比べ、性能が2倍以上、電力効率は3倍以上に高められている。

IP電話への移行が本格化――関連予算は拡大傾向に――半数以上の企業は「数年以内に完全移行する予定」と回答

 米国Forrester Researchが先ごろ発表した、IP電話に関する調査リポートによると、多くの欧米企業は現在、IP電話関連の支出を増加させているという。Forresterは「IP電話への移行は時間がかかるため、この傾向は今後数年間継続する」と予測している。