フリーソフトウェアを推進する非営利団体Free Software Foundation(FSF)は3月23日(米国時間)、2012年度の「Free Software Awards」を発表した。フリーソフトウェアに貢献した人物とプロジェクトを選ぶもので、個人部門はIPythonの開発者であるFernando Perez氏が受賞した。
「GNU sed 4.2.2」リリース――メンテナはFSFへの異議を唱えて辞任
オープンソースのデータ処理プログラム「GNU sed」開発チームは12月22日、最新版「GNU sed 4.2.2」をリリースした。同時にプロジェクトのメンテナンスを8年以上務めたPaolo Bonzini氏はがメンテナを辞任することも発表された。氏はFree Software Foundation(FSF)の方針に異議を唱えている。
まつもとゆきひろ氏、2011年度のFree Software Awardsを受賞
Free Software Foundation(FSF)は3月26日(米国時間)、「2011 Free Software Awards」を発表した。フリーソフトウェアに貢献した人物としてRubyの生みの親、「Matz」ことまつもとゆきひろ氏が個人部門を受賞した。日本人として初の同アワード受賞となる。
FSFがAppleの「iBooks Author」に対し「ユーザーの自由を制限する」と批判
米Appleが先に発表した「iBook Author」に対し、フリーソフトウェアを推進するFree Software Foundation(FSF)が「作者やユーザーの自由を制限するものだ」と抗議している。問題とされているのは、「作成した作品はAppleの販売チャネルでしか販売できない」というライセンス条項だ。
FSF、フリーソフトウェアのオンラインカタログ「Free Software Directory」を約10年ぶりにリニューアル
フリーソフトウェアを推進する非営利団体Free Software Foundation(FSF)は9月29日(米国時間)、フリーソフトウェアカタログ「Free Software Directory」の最新版を公開した。6800以上のフリーソフトウェアが掲載されており、検索機能も改善されている。
AndroidベンダーのGPL侵害懸念が広がる中、FSFが問題の少ないGPL 3をプッシュ
AndroidベンダーによるGPL 2違反への心配が取り上げられる中、GPLの作成元である非営利団体Free Software Foundation(FSF)がGPL 3の利用を呼びかけている。
FSF、ゲーム分野はフリーソフトウェア化が進んでいないとして問題点を指摘
フリーソフトウェアを推進するFree Software Foundation(FSF)が、ビデオゲーム分野におけるフリーソフトウェア化の遅れについて見解を示した。ゲームも他のソフトウェア分野同様にフリーソフトウェア化が可能だが、プロダクションのビジネスモデルを変更する必要があると問題点を指摘する。
「GCC 4.6.1」がリリース、Go言語サポートがデフォルトで有効に
Free Software Foundation(FSF)のGNU ProjectとGCC開発チームは6月27日、オープンソースのコンパイラスイート「GNU Compiler Collection(GCC)4.6.1」を公開した。バグ修正およびドキュメントのアップデート中心のリリースとなる。
Apache Software Foundation、FSFの反対にも関わらずOpenOffice.orgの受け入れを承認
Apache Software Foundation(ASF)は6月13日、投票の結果、米Oracleが寄贈する「OpenOffice.org」をインキュベータプロジェクトとして受け入れることを発表した。投票の初日Free Software Foundationが警告したにも関わらず、賛成41票、反対5票での可決となった。
FSFが開発者向けライセンス選択ガイドを公開、GPL、AGPLなどに加えApache Licenseも評価
フリーソフトウェアを推進する非営利団体Free Software Foundation(FSF)は5月25日、開発者向けのライセンス選択ガイド「How to choose a license for your own work」を公開した。これまでFSFが行ったアドバイスをまとめたものだが、Apache License 2.0への推奨が新たに加わっている。
FSFが「NoJavaScript」キャンペーン、第一弾としてGmailでの回避策を紹介
フリーソフトウェアを推進するFree Software Foundation(FSF)は3月30日、プロプライエタリなJavaScriptの問題について認知啓蒙を促すプログラム「NoJavaScript」を開始、第一弾としてJavaScriptを多用する米Googleの「Gmail」での回避法を紹介した。
FSFのFree Software Awards、2010年度はGnashのRob Savoye氏とTor Projectに
フリーソフトウェアを推進する非営利団体Free Software Foundation(FSF)は3月22日(米国時間)、フリーソフトウェアに貢献した人物とプロジェクトに贈る「Free Software Awards」の2010年度の結果を発表した。個人部門はRob Sovoye氏、プロジェクト部門はTor Projectとなった。
FSF、フリーソフトウェア活動前進にあたり寄付金募集キャンペーン
フリーソフトウェアを推進する非営利団体、Free Software Foundation(FSF)が寄付金募集キャンペーンを開始した。期間は2011年1月30日までで、目標金額は50万ドル。開始後約3日ですでに12万ドルが集まっているようだ。
FSF、フリーソフトウェアを採用するハードウェアの認定プログラムをスタート
フリーソフトウェアを支援する非営利団体Free Software Foundation(FSF)は10月14日(米国時間)、フリーソフトウェアを利用し、ユーザーの自由を尊重するハードウェアを認定するプログラム「Respects Your Freedom」を発表した。ハードウェアメーカー向けに承認要件の初期版を公開している。
FSFがOpenOffice.orgのフリー拡張リストプロジェクトを開始、いっぽうOpenOffice.org側は遺憾を表明
非営利団体Free Software Foundation(FSF)が先週、オープンソースのオフィススイート「OpenOffice.org」向けのフリーの拡張機能だけを集めるプロジェクトを開始した。これに対し、OpenOffice.orgの開発コミュニティ側は遺憾を述べている。
FSFがソフトウェア特許に反対するドキュメンタリー映画「Patent Absurdity」を公開
フリーソフトウェアを支援する非営利団体であるFree Software Foundation(FSF)は4月19日(米国時間)、ソフトウェア特許問題についてのドキュメンタリー「Patent Absurdity」(特許とその不条理さ)を公開した。米国で起きたビジネスモデル特許に関する裁判「Bliski事件」を中心にソフトウェア特許反対者と支持者の両方の意見を収録した映画で、専用Webサイトで視聴できる。
「MS Office」形式の添付ファイルお断り――FSFがキャンペーンをスタート
フリーソフトウェアを推進する非営利団体Free Software Foundation(FSF)は3月31日(米国時間)、WordやExcelといったプロプライエタリなファイル形式の添付ファイルを拒否するキャンペーンを開始した。電子メールの署名に加える例文なども用意し、フリーなフォーマットの推奨活動への参加を呼びかけている。
5月4日は「反DRMの日」——ストールマン氏らが提唱
フリーソフトウェアを支援するFree Software Foundation(FSF)は2月25日、「5月4日を今年の反DRMの日とする」と発表した。この日は、他のデジタル権利グループや支援者とともにDRM技術反対運動を展開する。
米GoogleがOn2の買収を完了、FSFが「VP8」フリー化を求める書簡を発表
米Googleは2月19日(米国時間)、ビデオ圧縮技術を開発する米On2 Technologiesの買収が完了したと発表した。買収金額は1億2460万ドルで、2009年8月に計画を発表した当時の提示額より1800万ドル高くなっている。また、Free Software Foundation(FSF)は同日付でGoogleに向けて公開書簡を発表し、On2の「VP8」をフリーにするよう求めた。
「iPadはiBad」キャンペーン、24時間で5000人が署名
フリーソフトウェアを推進するFree Software Foundation(FSF)は2月4日(米国時間)、米Appleの最新端末「iPad」でのDRM利用反対キャンペーンの開始後24時間で5000人の署名を集めたと報告した。この署名活動は反DRMキャンペーンサイト「Defective by Design」で展開されている。