FSF、フリーソフトウェア活動前進にあたり寄付金募集キャンペーン
フリーソフトウェアを推進する非営利団体、Free Software Foundation(FSF)が寄付金募集キャンペーンを開始した。期間は2011年1月30日までで、目標金額は50万ドル。開始後約3日ですでに12万ドルが集まっているようだ。
FSFは1985年にRichard Stallman氏が設立した。GNU Projectの支援やGNU GPLのほか、フリーソフトウェアの認知啓蒙、ソフトウェア特許の打ち切り、デジタル著作権管理(DRM)反対、フリーなデータフォーマットとフリーな標準の促進などにフォーカスしたキャンペーンも積極的に展開している。現在、約48カ国3000人以上がFSFメンバーとして活動しているという。
FSFでエグゼクティブ・ディレクターを務めるPeter Brown氏は12月13日に寄付を求める懇願書を発表、25年間の成果を振り返りながら、Stallman氏が1985年に発表した「GNU Manifesto(GNU宣言)」で示した考えを進め、キャンペーン活動を展開するために寄付が必要であると説明している。
FSFのアソシエイトメンバーとなることもでき、またメンバーにならずオンラインで寄付することもできる。FSFのWebサイトでは、この寄付キャンペーンをWebサイトなどで告知できるバナーも用意されている。
Free Software Foundation
http://www.fsf.org/