Dell、商標を不正利用する“サイバースクワッター”を提訴――1,100件の不正ドメイン名を登録・使用したとして賠償金100万ドルを請求

 米国Dellと子会社の米国Alienwareが、ドメイン名登録業者数社を相手取り、訴訟を起こしていることが明らかになった。Dellは、これら業者がDell所有のドメイン名と酷似したドメイン名を登録し、不正に利用する「サイバースクワッティング」行為を行い、商標を侵害したと訴えている。

米Dell:立ち直りの兆し 出荷台数が1年ぶりに増加

 調査会社の米IDCはこのほど、07年第3四半期の世界のパソコン出荷台数は前年同期比15.5%増の6685万台(速報値)だったと発表した。メーカー別では、米Dellの出荷台数が同3.8%増となり、1年ぶりに増加に転じたのが目を引いた。Dellは昨年後半以降、世界シェア1位から2位に転落するなど不振が続いているが、持ち直しの兆候を示している。

Dell、顧客のサーバ仮想化を支援するコンサル・サービスを強化――仮想化機能組み込み型サーバも年内に提供開始

 Dellは10月10日、顧客の仮想化環境構築を支援するコンサルティング・サービスを強化すると発表した。これにより、サーバ製品とサービスを組み合わせた仮想化ワンストップ・ソリューションの提供をねらう。併せて、VMwareの仮想化ソフトウェア「ESX Server 3i」を組み込んだサーバの提供を、2007年内にも開始することを明らかにした。

Dell、低価格なiSCSIストレージを販売開始――iSCSIの急速な普及を背景に小中規模SAN構築ニーズに訴求

 Dellは9月11日、同社のストレージ製品群「PowerVault」シリーズの新モデルとして、小中規模のネットワーク環境に適したiSCSI対応ストレージ「PowerVault MD3000i」を販売開始した。価格は、752,850円(ストレージ・コントローラ1基、73GBのHDD 2基などを含んだ構成)からとなっている。

Dell、2Q決算で46%の増益に――企業向け製品/サービスの好調などが要因

 米国Dellが8月30日に発表した2008会計年度第2四半期(2007年5月-7月期)決算によると、純利益が前年同期の5億200万ドルから46%増加し、7億3,300万ドルとなった。Dellは大幅な増益の要因として、企業向け製品/サービスの好調、同社製PCの販売価格の上昇、部品コストの低下を挙げている。