米Dell:モスクワに店舗 直販方式を軌道修正

 米Dellは9月19日(ロシア時間)、10月初めにモスクワで店舗を開設すると発表した。Dellは最近、インターネットと電話で注文を受ける方式を見直し、店頭販売を強化しており、その一環。先進国ではパソコン市場が飽和状態になりつつあるため、ロシアを重視する。

 モスクワの商業施設内で店を開き、パソコンやプリンターのほか、企業向けのサーバーを取り扱う。専門知識を持ったスタッフを配置し、修理も受け付ける。

 Dellは昨年後半以降、世界シェアが1位から2位に転落し、販売方式の軌道修正を進めている。米国では大手スーパーのWal-Mart Storesの約3300店で、店頭販売を開始。日本でも家電量販店のビックカメラで販売を始めた。【南 優人/Infostand】

Dell
http://www.dell.com/