シトリックスと日立、XenAppで指静脈認証を利用できるシステムを開発

 シトリックス・システムズ・ジャパン(本社:東京都千代田区)は2008年7月3日、アプリケーション配信ソリューション「Citrix XenApp」用に、指静脈を利用した本人認証システムを開発したと発表した。協力した日立製作所が、「指静脈認証連携支援サービス」として7月11日から販売する。

仮想アプライアンス入門

 仮想マシンが世間を賑わしている。仮想マシンそのものは、メモリやディスク領域、プロセッサ、ネットワークカードといった各種リソースを記述したコンテナにすぎない。物理的なマシンと同じように、ソフトウェア(オペレーティングシステムやアプリケーション)によって動作する。仮想マシンにこうした実体のあるソフトウェアを組み合わせたものが仮想アプライアンスだ。Linuxディストリビューションや各種専用アプリケーションのなかには、仮想アプライアンスとして提供されているものがある。パッケージングが容易なこともあって、仮想アプライアンスは探すべき場所さえ知っていればいくらでも見つかる。

日本HP、物理サーバと仮想環境を並列に扱える統合管理ソフト

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2008年6月5日、物理サーバ/ストレージと仮想環境を並列に扱える統合管理ソフト「HP Insight Dynamics-VSE(HP ID-VSE)」を発売した。価格は、WindowsやLinuxが稼働する「HP ProLiant」サーバ向けライセンスが1サーバ15万7500円から。HP-UXが稼働する「HP Integrity」向けライセンスが1プロセッサコア10万5000円から。

日立、最上位ブレードサーバ向け新仮想化機構を開発、オーバヘッドを25%軽減

 日立製作所は2008年6月4日、独自仮想化機能を搭載した最上位ブレードサーバ「BS1000」向けの仮想化機構「Virtage(バタージュ) Version 3」を開発したと発表した。仮想化オーバヘッドを最大で約25%軽減できるもので、同機構を標準搭載したXeonサーバブレードの販売を開始した。

ラネクシー、仮想環境に対応したサーバ向けバックアップ&リカバリー・ソフト最新版

 ラネクシー(旧プロトン、本社:東京都新宿区)は、サーバ向けバックアップ&リカバリー・ソフトの最新バージョン「Acronis True Image Echo Server for Linux」と「Acronis True Image Echo Server for Windows」を2008年7月4日発売する。新版では、仮想環境のバックアップや復元に対応した。両製品とも価格は1~9ライセンスの場合で1ライセンスあたり9万8000円から、年間保守料が同1万9600円から。