Levantaよ、安らかに眠れ

 最初はすばらしいアイデアに思えた。Linuxは末端部門のサーバからデータセンタへと進出しつつある。だったら、仮想化によるLinuxのライフサイクル管理機能を備えた、データセンタの自動化ソリューションを提供しない手はないはずだ。それがすばらしいビジネスアイデアであることに変わりはない。だが、Levantaはその実行に失敗した。

米Citrix「XenDesktop」の提供を開始、アプライアンスプログラムも発表

 米Cirtixは5月20日、デスクトップ仮想化ソフトウェア「XenDesktop」の提供開始を発表した。同時に、デスクトップ仮想化を容易に導入できるアプライアンスプログラム「Desktop Appliance Partner Program」、拠点にオンデマンドでデスクトップとアプリケーションを配信するソリューション「Citrix Branch Repeater」なども発表、デスクトップ仮想化戦略を進めた。

Linux仮想化入門

 最近は多様なLinuxディストリビューションが利用可能になっているので、同時に複数のディストリビューションを試してみたいと思うことが多くなった。そのようなときには仮想化環境をインストールすれば、各々が専用のサンドボックスの中に完全に隔離された複数のオペレーティングシステムを一台のマシン上で実行することができるようになる。以下では、よく使われている仮想化環境である VMware VirtualBox QEMU の3つを使い始める方法を紹介する。

WindowsとLinux 仮想化を使わない共存

 Linuxは完備された環境だが、仕事上Windowsアプリケーションを必要とすることもある。そのような場合、デュアルブートにして2つのオペレーティング・システムを切り替える、あるいはLinux上の仮想環境でWindowsを動かすという方法がある。しかし、プロセッサやRAMを大量に必要とするビデオ編集やゲームなどでは、残念ながら仮想環境のゲストOSはほとんど使い物にならない。そこで登場するのが andLinux と名付けられたUbuntuベースのディストリビューションだ。これを利用すると、LinuxとWindowsがこれまでになく高いレベルで共存することができる。

日立情報、衛星回線を利用した総合行政システムを小笠原村に納入

 日立情報システムズ(日立情報、原巖社長)は4月3日、衛星回線を利用したアウトソーシング型の総合行政システム「e-ADWORLD」を東京都小笠原村に納入・稼働させた。同社によれば、自治体の総合行政システムを、衛星回線を活用したアウトソーシングで運用するのは国内で初めてという。

サン、VMwareと連携可能な仮想デスクトップソフト「Sun VDI Software 2.0」国内発売

 サン・マイクロシステムズは2008年3月26日、デスクトップ環境を仮想化するVDI(仮想デスクトップインフラ)統合ソフトウェア「Sun Virtual Desktop Infrastructure Software 2.0」の販売を開始した。VMwareとの連携機能やテンプレートからの仮想デスクトップ生成機能などを搭載する。価格は、1同時接続ユーザーライセンスが1万8900円。