米Sun Microsystemsは9月10日(米国時間)、サーバー仮想化ソフトウェア「Sun xVM Server」と管理ソフトウェア「Sun xVM Ops Center 2.0」を発表した。また、オープンソースコミュニティ「xVMserver.org」を立ち上げ、xVM Serverのソースコードを公開した。
米Red Hat、KVMの米Qumranetを1億700ドルで買収
米Red Hatは9月4日(米国時間)、仮想化技術ベンチャー米Qumranetを買収したことを発表した。買収金額は約1億700万ドル。Red Hatはこれにより、仮想化技術をOSに組み込んだ包括的仮想プラットフォームを提供できるとしている。
米Sun、オープンソース仮想化技術「xVM VirtualBox 2.0」をリリース、サポートも提供
米Sun Microsystemsは9月4日(米国時間)、オープンソースのデスクトップ仮想化技術「Sun xVM VirtualBox 2.0」を発表した。同社Webサイトより無料でダウンロードが可能。Sunはまた、企業向けサポートサービスも発表し企業顧客にアピールする。
Xen.org、仮想化ソフトウェア最新版「Xen 3.3.0」をリリース
Xen.orgは8月22日(米国時間)、オープンソースの仮想化ソフトウェア最新版「Xen 3.3.0」をリリースした。アーキテクチャを改善し、パフォーマンスを強化した。同プロジェクトのWebサイトよりダウンロードが可能。Linuxカーネル2.6.18専用版もある。
ノベル、Xenを活用したWindowsサーバ仮想化ソリューション販売開始
ノベル(本社:東京都品川区)は2008年8月7日、オープンソース仮想化ソフトの「Xen」を活用したサーバ仮想化ソリューション「Xen仮想化スターターキット」の販売を開始した。Windowsサーバを仮想化によって統合する中堅中小企業が対象。コスト重視で、素早く容易に仮想化できるという。
米VMwareがLinux Foundationに参加、クラウドと仮想化を推進
仮想化大手の米VMware(米EMC傘下)は8月6日(米国時間)、Linux推進団体Linux Foundationに参加することを発表した。仮想化とクラウドコンピューティングなどの推進に取り組んでいくという。
トレンドマイクロ、仮想アプライアンス・ゲートウェイを年内に発売
トレンドマイクロ(本社:東京都渋谷区)は2008年8月6日、仮想アプライアンスのゲートウェイ製品「Trend Micro InterScan Web Security Virtual Appliance」と「Trend Micro InterScan Messaging Security Virtual Appliance」の2製品を発表した。10-12月期に順次発売する。
米VMware、「Fusion 2.0」ベータ2をリリース
米VMwareは7月30日(米国時間)、Mac OS X用の仮想化ソフトウェア最新版「VMware Fusion 2.0」ベータ2をリリースした。マルチスナップショットなどの機能が加わり、ゲストOSとして「Mac OS X Server 10.5」(Leopard)を実験的にサポートした。バージョン1ユーザーは無料でアップグレードが可能。
ジャングル、チェック・ポイント社製のセキュリティソフト
ジャングル(高田晃子社長)は7月29日、チェック・ポイント社製のセキュリティソフト「ZoneAlarm」シリーズの新製品として、最新の仮想化技術を利用してセキュリティを高める「ZoneAlarm ForceField」を8月21日に発売すると発表した。価格は1台用が3980円、3台用が6980円。
シマンテック、仮想化ソリューションの検証・体験施設を開設
シマンテック(本社:東京都港区)は2008年7月28日、仮想化ソリューションの検証・体験施設「仮想化ソリューションラボ」を開設すると発表した。顧客企業およびパートナー企業が対象で、仮想環境の検証作業のほか、デモンストレーションや体験型セミナーを定期的に開催していく。
ヴイエムウェア、サーバ仮想化ソフト「VMware ESXi」を無償提供
ヴイエムウェア(本社:東京都港区)は2008年7月29日、サーバ仮想化ソフト「VMware ESXi」を無償提供すると発表した。同社のWebサイトからダウンロードできる。まだ仮想化に踏み切っていない中小企業や新興市場で、導入のきっかけとなることを期待しているという。
CTC、VMwareに特化した仮想環境検証センターを開設
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2008年7月24日、仮想化ソリューション「VMware」に特化した仮想環境検証センター「Competency Center for VMware」を同社の総合検証施設「テクニカルソリューションセンター」内に開設した。VMwareに特化した国内初の検証施設という。
クラスキャット、Xen管理機能を統合したLinuxサーバ管理ツール
クラスキャット(本社:東京都港区)は2008年7月22日、オープンソースの仮想化技術「Xen」の管理機能を統合したLinuxサーバ管理ツール「ClassCat Cute VM Manager」シリーズを発表した。第1弾として「ClassCat Cute VM Manager Enterprise Edition v5.0」を9月から販売する。価格はオープン。
米Citrix、OVFベースの仮想環境互換性取り組み「Kensho」を発表
米Citrix Systemsは7月15日(米国時間)、異なる仮想化環境で動くアプリケーションワークロードを作成するための技術「Project Kensho」を発表した。「Open Virtual Machine Format(OVF)」を土台としたもので、今年9月に技術プレビューを公開する予定だ。
ネットジャパン、Mac用Windows互換レイヤーソフト「CrossOver Mac」最新版
ネットジャパン(本社:東京都千代田区)は、米CodeWeaversが開発したインテルMac用Windows互換レイヤーソフトの最新版「CrossOver Mac 7 Pro」を2008年8月28日発売する。価格は1万1550円。ダウンロード版は8月5日から先行発売で、同8400円。
アシスト、日本IBM、日本オラクルの3社、仮想化ソリューションで協業
アシスト(本社:東京都千代田区)、日本IBM、日本オラクルの3社は2008年7月10日、Xenベースのサーバ仮想化製品「Oracle VM」を活用した仮想化ソリューションで協業すると発表した。仮想化に関する技術検証を行い、年内にソリューション提供を開始する予定。
coLinuxに第2の息吹
Cooperative Linux(coLinux)は、GNU/LinuxがそのままWindows上で動作するという、仮想化の分野で独自の位置を占めている。2000年に始まったプロジェクトではあるが、最近やっと0.72になったばかり。しかし、andLinuxやUlteo Virtual Desktopなどの著名プロジェクトに基盤技術を提供するだけのものは持っている。UbuntuのWubiやFedoraのLive USB-Creatorといったツールが示す通り、今、Windowsの利用者をGNU/Linuxに引き寄せることに関心が集まっている。そんな今こそ、coLinuxの背後にある技術に注目すべきではないだろうか。
日本HP、管理と仮想サーバー負荷を軽減したデータバックアップ・ソリューション
日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小出伸一社長)は7月8日、シマンテックの「Veritas NetBackup 6.5」と、日本HPがOEM(相手先ブランドによる生産)で販売する「VMware」の仮想環境での検証を行い、その結果を元にした総合的なデータバックアップ・ソリューションの提供を始めるとを発表した。
ネットワン、サーバ仮想化導入支援サービスを提供開始
ネットワンシステムズは2008年7月8日、VMwareを対象とする2種類のサーバ仮想化導入支援サービスを発表した。事前に仮想化の導入効果を分析する「キャパシティ・プランニング・サービス」と、既存サーバの仮想化環境への移行作業を代行する「VMware P2Vサービス」で、同日提供を開始した。
格段に向上したWin4Lin 5.0
どうしても必要なWindowsアプリケーションをLinux上でも利用可能にするためのソフトウェアは今やいくつも存在する。そのような中でWin4Linは、サポートにお金を支払っても良いと考える人々向けの安価なツールとして何年にも渡って生き残ってきた。最近リリースされたWin4Lin 5のUbuntu版は30ドルだが、前リリースの難点を一掃したうえ「ほぼネイティブの性能」という謳い文句を実現している。