米Symantec、ストレージ管理でXenをサポート
米Symantecは6月10日(米国時間)、Xenベースの仮想サーバー環境に対応したストレージ管理ソリューション「Veritas Virtual Infrastructure(VVI)」を発表した。物理サーバーとx86仮想サーバー環境を管理できる初のソリューションとしている。仮想化技術のVMwareを傘下に持つライバル米EMCに対抗する。
サーバーとストレージにおける仮想化技術の導入が進む中、仮想化管理の複雑性と物理環境の機能制限という課題があった。VVIは、米Citrixのサーバー仮想化技術「XenServer」とSymantecのストレージ管理技術「Symantec Storage Foundation」を組み合わせることで、これを解決するという。
管理者は物理環境と仮想環境を中央で管理できる。ゲストサーバーからストレージブロックを直接管理したり、複数の仮想サーバーやロードバランシングでブートイメージを共有するなどのことが可能となる。マルチパス構成のSANにより、データ可用性を向上できるという。これにより、ストレージコストを削減できるほか、プロビジョニングを簡素化できるためストレージの利用率も改善できるとしている。
VVIは今年秋に提供を開始する。
米Symantec
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