IPA、リモート操作の実証評価環境「OSSオープン・ラボ」開設
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は、オープンソースソフトウェアの開発・評価・体験などに利用できる実証評価環境「OSSオープン・ラボ」を2008年6月30日開設した。利用資格制限はなく、無償で利用できるが、事前に申請が必要。
インターネット経由でリモート操作できる仮想環境を貸し出すサービスで、利用者は複数のOSやツールライブラリから必要なものを組み合わせて実験用環境を構築できる。また、自分で開発したソフトなどをアップロードして、試験・評価・デバッグができる。研修など体感目的の利用も可能。
利用可能なOSは、CentOS 4.5/5.0、Debian 3.1/4.0、MIRACLE LINUX 3.0/4.0、Asianux Server 3、Red Hat Enterprise Linux 3/4/5、Solaris 9/10、SUSE Linux Enterprise 9/10、Turbolinux 10/11 Server、Turbolinux FUJI 11、Turbolinux Client 2008、Ubuntu 6.06/7.04。32ビットのほか64ビット環境も用意した。
また、セキュリティ評価のNmapやNessus、Paros、言語処理系のPHP、Ruby、JDK、アプリケーションサーバのJBOSS Application Server、Apache Tomcat、フレームワークのRuby on Rails、XOOPS Cubeなど、さまざまなツールライブラリを用意した。今後は利用者の意見を参考に、ラボの機能向上や性能強化などサービス拡充を図る。【鴨沢 浅葱/Infostand】
OSSオープン・ラボ
https://www.openlab.ipa.go.jp/