フリーソフトウェアを推進する非営利団体Free Software Foundation(FSF)は2月9日(米国時間)、インターネット技術標準化団体のThe Internet Engineering Task Force(IETF)による「Transport Layer Security(TLS)Authorization Extensions」の標準案について、反対意見を送るようコミュニティに呼びかけている。同技術の特許を保有する企業があり、特許紛争の懸念が残るという。
LiMoがOMTPのBONDI支持を発表、Web 2.0対応へ
モバイル向けLinuxを推進する業界団体LiMo Foundationは2月9日、携帯電話業界団体OMTP(Open Mobile Terminal Platform)のWebイニシアティブ「BONDI」を支持することを発表した。LiMo端末で、ウィジェットやWebアプリケーションを容易に利用できるようになるという。
米Microsoft、OfficeでのODFサポートに関する情報を無料公開
米Microsoftは12月16日(米国時間)、自社オフィススイート「Microsoft Office 2007」における「OASIS Open Document Format(ODF)」のサポートに関する実装情報を公開した。同社の相互運用性のためのWebサイト、Document Interoperability Initiative(DII)で入手できる。
Linux Foundation、Linux標準「LSB 4.0」ベータ版をリリース
Linux推進団体のLinux Foundationは10月14日(米国時間)、Linuxディストリビューション向け標準規格の最新版「Linux Standard Base(LSB)4.0」のベータ版を発表した。アプリケーションチェッカーなどの機能を強化、ポータビリティ問題を緩和できるという。
動画のネイティブサポートに向けたMozillaの取り組み
Firefoxに間もなく搭載される新機能に、ビデオとオーディオのネイティブ・サポートがある。VorbisとTheoraというフリーのコーデックによるものだ。これを機にMozillaは、目や耳が不自由なユーザ向けのマルチメディア・アクセシビリティ機能を充実させる意向だ。Ogg VorbisとTheoraは、HTML 5で新たに採用されるvideoタグとaudioタグの公式なベースライン・コーデックとはなっていないが、Mozillaの実装ではこれらのコーデックが採用された。現在、Mozilla Foundationの資金援助により、クローズド・キャプションなどのマルチメディア・アクセシビリティ機能をOggのフォーマットおよびFirefoxでの実装に組み込むための取り組みが、調査員のSilvia Pfeiffer氏を中心として進められている。
OOXMLのISO標準化をめぐり、ノルウェーの標準化団体13人が抗議辞任
今年4月の国際標準化機構(ISO)による米Microsoftのドキュメントフォーマット「OOXML」承認について、ノルウェーの標準化団体であるStandard Norgeのメンバー13人が、プロセスに抗議して辞任した。
IBMが悪標準に対抗
悪標準と標準の戦いは現代情報技術の至る所に見られる。そうした中、悪標準に業を煮やしたIBMはもはや我慢しないと宣言した。もちろん、その矛先はMicrosoftに向いている。
Webをすべての人に、Tim Berners-Lee氏が新プロジェクトを立ち上げ
World Wide Web(WWW)の生みの親として知られるTim Berners-Lee氏は9月15日(米国時間)、途上国を含め全人類を結びつける技術としてWebを推進する新組織「World Wide Web Foundation」の立ち上げを発表した。フリーでオープンな“1つのWeb(One Web)”を支援していくという。