Linux Foundation、Linux標準「LSB 4.0」ベータ版をリリース
Linux推進団体のLinux Foundationは10月14日(米国時間)、Linuxディストリビューション向け標準規格の最新版「Linux Standard Base(LSB)4.0」のベータ版を発表した。アプリケーションチェッカーなどの機能を強化、ポータビリティ問題を緩和できるという。
最新版では、アプリケーションツールとして、アプリケーションチェッカー「Linux Application Checker(App Checker)」、開発ツール「LSB Software Development Kit(SDK)」などを強化した。App Checkerを利用して、開発者はアプリケーションがLSBに準拠しているかを確認できる。シェルスクリプト向けのチェッカー「Shell Script Checker」も追加された。
SDKは、LSBに準拠したバイナリを構築できる「LSB Development Environment」を含むもので、4.0、現行バージョンである3.2、およびそれ以前のバージョンにも対応した。
このほか、アプリケーションテストおよび構築環境「LSB Sample Implementation」も一新、暗号化では、下位互換性を実現する目的から、Mozillaの「Network Security Services(NSS)」、「Netscape Portable Runtime(NSPR)」を含めた。
同団体のWebサイトより、LSB 4.0ベータの仕様、テストスイート、開発ツールをダウンロードできる。正式版は、今年秋にリリース予定という。
Linux Foundation
https://www.linuxfoundation.org
「Linux Standard Base 4.0 Beta」
https://www.linuxfoundation.org/en/LSB_4.0_Beta