オープンソース手法でWeb標準の開発・管理を目指すOpen Web Foundation
7月24日、米オレゴン州で開催された「2008 O’Reilly Open Source Convention(OSCON)」にて、米Six Apartの開発者が非営利団体Open Web Foudationの設立を発表した。オープンソースソフトウェアの開発手法に習い、コミュニティベースでWeb標準を開発・保護していくという。
さまざまなプロジェクトやコミュニティが立ち上がり、ソフトウェアがオンラインベースに移行しつつある中、データのオープン性が課題になっている。Open Webではこの問題に対応するため、コミュニティ主導でWeb関連の仕様を策定していく。Apache Software Foudation(ASF)のようなオープンソースソフトウェア開発モデルをとり、軽量のフレームワークを構築し、各コミュニティが仕様策定に必要な法的な問題に対応できるよう支援する。
具体的には、新しい仕様を作成するインキュベーション、ライセンス、著作権(Creative Commons利用)、コミュニティなどを活動内容としているが、詳細は今後公開していくという。
OpenIDの開始メンバーの1人でSix Apartに勤務するDavid Recordon氏が発表した。このほか、O’Reilly Mediaの創業者で、“Web 2.0”を最初に提唱したTim O’Reilly氏、伊藤穰一氏ら個人のほか、米Google、米Facebook、米Yahoo!、米Six Apartなど約10社が賛同を表明している。
Open Web Foudation
http://openwebfoundation.org